野球を科学する (トレーニング編 Vol 7)


                 

 


【2 エンジンとしての筋肉】


  (筋収縮の様式)

 

筋肉の収縮を研究する際、これまでは、筋肉の両端を固定して張力を発揮させる等尺性(アイソメトリック)収縮と一方は固定し他端に重量物を吊して張力を発揮させる等張性(アイソトーニック)収縮とが主として用いられてきました。

等尺性収縮は、筋肉の長さを変えないで力を発揮する事になり、動かない壁を押すとか、手のひらに物を乗せて保持するといった場面に相当します。


等張性収縮は、筋肉が長さを変えながら力を発揮する事になり、日常生活では床に置いてある物を持ち上げるとか、床を蹴って飛び上がるといった場面に相当します。この場合は、主動筋は短縮しながら力を発揮するので短縮性(コンセントリック)収縮といいます。


ところが、それと反対に高い所から持っている物を床に降ろすとか、床に飛び降りるといった場面でも、筋肉は衝撃を和らげるために力を発揮する事になり、伸張性(エクセントリック)収縮といのであります。


それ以外に、関節の回転速度や作用を及ぼす部分の速度を一定に保つ機構を持った装置を用いて、動く速さを規定し、その時発揮される力を測定する。この様式は等速性(アイソキネティック)収縮と呼んでいます。

 

 

 (筋収縮の様式と力の大きさ)

 

同じ筋肉でも等尺性収縮、短縮性収縮、伸張性収縮という様式によって、発揮される最大筋力は異なってきます。


まず、等尺性収縮の場合は、自分から縮まろうとして発揮する力と他から引っ張られてそれに抗して縮まろうとする力では、どちらも筋全体の長さが変わらないにも関わらず、後者の方がやや大きい事が報告されています。


短縮性収縮の場合は、短縮する速度が速いほど発揮できる力は小さくなり、その関係は双曲線で表される。他方、伸張性収縮の場合は、ある程度までは発揮出来る力は大きくなるが、それ以上では、速度に関係なく一定であるといわれています。





【摘要】

 (冬レンについて No2)

つい先日、患者さんに尋ねられたのであります。
「先生、スポーツ外傷とスポーツ障害の違いってなんですか?」
その時は懇切丁寧に答えたのでありますが、ふと、「基本的な事やけど、あまり分かってないのかも、、、」
質問した運動選手をみながら考え、この「冬レン」のところで少し詳しく書いてみようと思った次第です。

まず、スポーツ外傷とは、いわゆる切り傷や擦り傷に始まって、骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷など一般的発生する怪我の事です。この場合、応急処置が必要なのはいうまでもないのですが、治療や指示は医療機関で受けるべきでのものであります。

で、スポーツ障害は、怪我のような直接的な原因から発生するものではなく、いわゆる、体の使い過ぎ症候群というべきものであります。練習のしすぎの疲労による故障はその代表例です。

例えば、野球肘やテニス肘。野球肩、シンスプリント、ジャンパーズニーなどそのスポーツ特有の障害を起こすものであり、疲労骨折や脊椎分離症もそれに含まれるでしょうし、スパイクの不具合によって引き起こされた足部の障害だったり、フォームの悪さからくる肩や腰の障害だったり、怪我をした部分を補おうとして無理をして競技を続け、別の場所を痛めたりするのもそれに含まれるのであります。

学年が上がるにつれ、競技内容が高度になるにつれ、目指す結果が高くなるにつれ、トレーニング内容は激しく高度になり、スポーツ選手にとって怪我や故障、スポーツ障害は避けて通れない宿命のようなものです。
軽い筋肉痛から疲労骨折や関節が変形を伴うような故障まで日常的に遭遇するのであります。

スポーツ選手にとって身体のコンディショニングがいかに大切か。再起不能の障害を引き起こす前のコンディショニングづくりをどのようにおこなったらよいか。これはきわめて重要な問題なのであります。

そのコンディショニングづくりという観点からこの「冬レン」を述べてみたいのですが、野球の場合、この時期をシーズンオフといい、シーズンとシーズンの移行期になっています。

つまり、シーズンオフ=移行期であり、2つの年間サイクルをつなぐ期間なのであります。

移行期の重要な目的は、休養、リラクセーション、生理的再生の促進を図ることと、競技期の40〜50%の身体レベルを維持する事なのです。


、、、さて、一般的な「冬レン」はどうでしょう?

野球にだけに関わらず、陸上でもサッカーでも、この移行期を体力強化期間と勘違いしているのではないかと思える程、筋力トレーニングを行い、走りこみを行い、選手は体を休める事なくこなしているのであります。

つまり、一般的な、中学や高校の運動部(クラブチームも含んで)は、年間通して休養期や生理的再生を図る期間がないのでありまして、これがスポーツ障害を輩出する元凶にもなっていると感じて仕方がないのです。

チームの勝利優先よりも、選手の将来優先というのが出来ないかなぁ〜。指導者の方々、一度考えて頂きたいものです。



          【次回続く】




      
 
 



カテゴリ:スポーツの話 | 01:56 |
野球を科学する   (トレーニング編 Vol 6)
 

    
               



 【2エンジンとしての筋肉】



 (骨格筋の構造)

 

骨格筋の典型は両端が腱となって細く、中央がふくらんだ紡錘形をしています。このふくらみは、「力こぶ」といわれるように筋肉短縮して力を発揮している時に顕著にみられます。
筋肉は多数の筋繊維から構成されており、筋繊維は、筋細胞とも呼ばれ、生命活動の基本単位であり、細胞核をはじめ、ミトコンドリア、高エネルギーリン酸化合物やグリコーゲンなどのエネルギー基質、各種酵素、色素などを含んでいるのです。


この筋原繊維はたくさんのフィラメントの集合体であります。フィラメントは収縮機能を持つ2種類のタンパク質から出来ており、太いフィラメントをミオシン・フィラメント、細いフィラメントをアクチン・フィラメントと呼びます。この2種類のフィラメントは相互に規則正しく配列していて、電子顕微鏡でみると明暗の縞模様となっており、この模様は骨格筋と心筋特有のものであって、両者を横紋筋と呼ぶこともあります。


この横紋筋のうち明るい部分をI帯、暗い部分をA帯、I帯の中央を走る縞をZ膜と呼び、このZ膜の間が筋肉が収縮する単位となり筋節といいます。

 

 

 (ミオシンとアクチン・フィラメントの滑走説)

 

筋肉の収縮単位はZ膜間の筋節であり、筋肉が収縮するときは、この筋節が短縮します。筋節が収縮するときは、明るく見えるI帯だけが短くなり、A帯の長さは変わりません。このような観察から、筋肉の収縮は、太いミオシン・フィラメントの間に細いアクチン・フィラメントが滑り込むことによって起こるという滑走説が、1957年にA・ハックスレーによって発表され、現在でもこの説が支持されています。


滑りの仕組みの基本的な仮定はミオシン・フィラメントの突起が周囲にある6本のアクチン・フィラメントを筋節の中央の方向にたぐり寄せるという事であります。したがって、ミオシン・フィラメントとアクチン・フィラメントとの架橋部分の重なり合い長い方が強い力を発揮出来るのです。


A・ハックスレーはカエルの筋肉を色々な長さで固定して、電気刺激によって収縮させ、その時に発生する筋肉の張力を測定しました。そして、筋節が適当な長さの時、最大張力を発揮し、それよりも長くなっても短くなっても、張力が弱くなることを報告したのせあります。


 

 

 (関節角度と発揮される力)

 

筋肉はミオシン・フィラメントの間にアクチン・フィラメントが滑り込む事によって力を発揮するのですが、この力を人体の場合、どのように知る事が出来るのか。


 骨格筋の両端は、腱を介して異なる骨に付着していて、フィラメント間の収縮する力は最終的に骨へと伝えられます。したがって、筋肉の発揮する力は、骨へ伝えられたものを測定して判断する訳であります。


身体運動を発現させる主要部分の骨と骨のつながりは関節と呼ばれる回転する機構になっています。筋肉の動きは、この関節を中心として、2つの骨の他端を近づけたり、遠ざけたりします。したがって、通常、筋肉の発揮する力としては、関節のまわりの体幹に近い方の骨を固定し、末端に近い方の骨を回転させる力を測定するのですが、一般的にこれを筋力というのであります。


このように筋肉の収縮の力は骨格を介して出現するのですが、それは「てこ」の原理に従います。


第一種の「てこ」の例は、頭部を後屈させる運動にみられ、この場合、筋肉の作用する力点と重力の作用する重点とは、支点をはさんでほぼ同じ距離にあるため、筋肉の発揮する力は重点にかかる力とほぼ等しくなるのです。


第二種の「てこ」の例は、足関節にみられ、つま先を固定すれば下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)が働き、かかとをあげる運動、すなわち体重を持ち上げる運動となります。この場合、力点は重点よりも支点から遠くにあり、比較的小さな力(ふくらはぎの筋肉の収縮)で大きな力(体重以上の力)に抗する事が出来るのです。


第三種の「てこ」の例は、肘関節を屈曲する運動にみられ、上腕の屈筋群が主となって働きます。この場合、力点が重点に比べ支点に近い距離にあり、それゆえ、筋肉は手のひらにかかる重さよりも大きな力を発揮しなければなりません。腕や脚の関節の多くは、このような第三種の「てこ」を形成しているのです。


この第三種の「てこ」で形成されているという事で、考慮しなければならない事は、まず、筋肉がわずかに収縮しても、先端は大きな動きとなって現れるという事であります。すなわち、手でボールを打つといった時、手先が早く動く必要があるのですが、この場合、腕が長い方が同じ早さの筋肉の収縮では手の動きは速くなります。ゴルフのクラブで、シャフトの長さが長くなると、同じ腕のスイングの速さでも、クラブヘッドの水平スピードは速くなりその分だけ飛距離が伸びることと同じです。


もう一つの点は、関節の角度の違いによって、筋肉が関節を介して伝達する力の能率が変わるという事です。
例えば、肘関節の伸展では屈曲した状態がもっとも大きく、伸びるにつれてしだいに小さくなります。同じ肘関節の屈曲では、肘関節が伸びすぎても、曲げすぎても小さく、120度近くでもっとも大きな力が発揮されます。それよりも曲げすぎたり、伸びすぎたりしても手先が発揮出来る力は減少してしまうのです。ですから、トレーニングする時には、重りをどこにかけるかで、筋肉にかかる負担の大きさが異なる事に注意しなければならないのであります。





      

 【摘要】

 (冬レンについて)

この時期、シーズンオフになった運動部の選手が、来院するのが増えたのでありますが、そのほとんどが「冬レン」に起因する障害であります。
社会人や大学生、体格の良い高校生は、まぁ骨格もしっかりしており、これからスクスク身長が伸びるという事もないでしょうが、小中学生のスポーツ障害には、時折眉を顰める事があります。

特に小学生の「冬レン」には、「何の意味があるの?」と、指導者に問いたい事が多々あり、来院した選手にトレーニングの内容を聞く度、「一世紀前の練習やな。」一人憤りを覚えたりするのであります。

特に、小学生の野球選手に対する「冬レン」はヒドイ!と思える事が多いのであります。

例えば、グラウンドを何周も何周も走らせたり、ダッシュを繰り返したりという練習をよく聞くのでありますが、それをさせる意味は?問いたくなります。
心肺機能を向上させる。という意味でやっているのであれば、もっと効率の良い方法がありますし、それこそ、サッカーでもさせた方が子供たちも楽しんで出来る。

過度の走りこみは、シンスプリントやオスグット。疲労骨折を引き起こしますし、将来に影響する障害も残ったりします。実際、足部の変形を起こし苦しんでいる選手を多数診ており、「その練習は精神力向上のためなんやね。」時折、皮肉交じりに言ったりするのであります。

プロ野球選手が、オフシーズンに走りこみをする。そんなニュースを目にして、それを小学生に適用するのは間違っていると思うのであります。そういう練習は骨格が出来上がった後でも十分!
切にお願いしたいものです。



               【次回続く】




            

カテゴリ:スポーツの話 | 00:09 |
野球を科学する (トレーニング編 Vol 5)




【2 エンジンとしての筋肉】

 (運動を引き起こす力)

トレーニングの内容である運動は、力によって引き起こされます。
人間のかかる運動では、その力は便宜的に2つに分ける事ができるのですが、1つは能動的な力であり、運動しようとする人間の意志に基づいて起こる筋肉の収縮であり、調整可能な力であります。
もう1つは、受動的な力であり、運動しようとする人間の意志によってはほとんど調整する事ができない、重力とか浮力であるとか、あるいは風(空気)や水の抵抗といった力であります。

この2つの力とトレーニングの関係を自転車に乗る事で考えてみます。
平地を走る時は空気の抵抗と、タイヤと地面の摩擦抵抗とに見合う力を筋肉が発揮すればよいのですが、自転車に乗って坂を降りる時は、上記の抵抗以上の力が重力から得られ訳ですから、こぐという力を筋肉が発揮しなくてもしだいに加速していきます。
反対に坂を登って行く時は重力に抗してペダルをこがなければならないので、平地を行く時以上の力を筋肉は発揮しなければなりません。
このように、トレーニングの内容である運動とは、受動的な力に対抗して、能動的(筋肉の収縮)を発揮するという事なのであります。



 (力を発揮する筋肉)

自転車に乗ってペダルをこがずに坂道を下っていく運動は、トレーニング効果をもたらしません。
筋肉を肥大させ、力強さやねばり強さを増大させる基本因子となる運動とは、すべて筋肉が収縮する事によって発揮された力の上に成り立つのであります。
走る・跳ぶ・投げるといった全身運動から、編み物のような手先の動きだけによるものまで、すべて必要な筋肉が収縮し、骨がたがいに動かされる事によって可能となるのです。

人間の筋肉は、心臓以外の内臓諸器官の壁を形作っている平滑筋、心臓壁を構成している心筋そして骨格筋の3つに分類されます。
これらの筋肉の中で、スポーツなどの体の動きを直接的に生み出しているのは骨格筋であり、平滑筋と心筋は不随意筋と呼ばれます。他方、骨格筋は神経を介した大脳から伝達される指令によって収縮が調整され、そのため、骨格筋は随意筋とも呼ばれるのであります。

人体には400種以上の骨格筋があります。ほとんどの骨格筋は両端の腱によって、1つ以上の関節をまたいで、異なる骨にそれぞれ付着しています。それゆえ、筋肉が収縮すれば、関節を中心として、骨が引き寄せられるように動く事になるのであります。




【摘要】

(野村ノート)

野球選手からトレーニングの相談を受けるのですが、そんな中で多いのが、「どうしたら関節の可動範囲がひろくなりますか?」というのがあります。
体の柔軟性を向上させるという事は非常に重要な要素ですが、投手が、「肩関節の可動範囲を広げたい。」という相談をしてきたら、「ちょっと待って。」ワンクッション、必ず置くように心がけております。

そういった選手が相談してくるのが、「投手は肩関節、特に肩甲骨がよく動く方が関節の可動範囲が広くなり球速は増し、球の出所が見えにくくなり、打者からは打ちにくい。」と、マスコミ情報を耳にして、「だったら自分もそうなりたい!」特定のプロ野球選手の名前を出して、トレーニング法を聞いてきたりするのです。

確かにその通りであり、活躍しているプロ野球選手がいるのも事実であります。しかし、その、「肩関節の可動範囲が広い」ために、スポーツ障害に悩み、投手や、中には野球自体を諦めた選手を多数目の当たりにしてきたのも事実でありまして、「肩関節の可動範囲が広いとスポーツ障害に陥りやすい。」という事実を伝え、「筋力が発達してない間は無理しないでエエんちゃう。」とトレーニングには非協力的なのでありました。

で、先日、元楽天監督の野村監督が執筆された、「野村ノート」を拝読する機会に恵まれたのでありますが、その中に、「個人主義が結集してチーム優先となる」という項目があり、その中で、「伊藤智」投手の事に触れていたのであります。

その内容は、「伊藤智」投手を、対戦相手だった当時広島に在籍していた金本選手が絶賛したという逸話を紹介し、野村監督も「伊藤智」投手の事を、「投手としてすばらしい資質、財産をもっている。」と褒めていたのですが、しかし、「このすばらしい資質が彼の投手としての寿命を縮めてしまった。」と触れています。
「すぐに肩痛が起こる。関節には可動域というのがあるが、彼はその可動域が他の投手よりはるかに広いがために、腕全体がバネのようになってあのすばらしい球を生み出していた。
だが、負荷がかかりすぎて炎症を起こしたり腱を痛めやすい。しかも可動域が広すぎることから炎症部付近の神経がその炎症部に触れてしまうのだ。」
結局、「伊藤智」投手は何度か故障を繰り返し長期離脱せざるをえなくなり、復活して好投したかと思えば、また痛みが再発してすぐに治療、リハビリの生活に戻ってしまったのだそうで、
「本当にもったいないというか、不運な野球人生となってしまった。」と、野村監督も残念がっておられたのでありました。

実際、この肩関節の可動範囲が広い選手は多いのでありまして、その特徴を伝え、それによって障害を発生しているのであれば、小さなフォームに改善する事を伝えるようにしております。

くれぐれも、、、マスコミや雑誌の一部を鵜呑みにして、間違ったトレーニングを行わないようお願いしたいのであります。

カテゴリ:スポーツの話 | 00:06 |
野球を科学する (トレーニング編 Vol 4)



(運動強度の漸増)

 トレーニングに効果をもたらす条件のうち、運動の強度が最大能力にたいする割合(パーセント)で示されているという事は、トレーニング効果が現れ、筋力が向上していくにつれ、絶対的な運動強度を増大させていかなければならないことを意味しています。

 筋力の向上を目的としたトレーニングの例として、アメリカの有名な運動生理学に記載されている、クロトナのミロの話があります。
「筋力を増大する唯一の方法は、しだいに抵抗を増やしつつ、この抵抗に対して筋力を出す事である。これと関連して思い出される事は、クロトナのミロの古い物語である。この物語は、ラジオのプログラムで演出された。149ポンド(67・6kg)の体重を持つ17歳の青年が、子牛を毎日持ち上げる練習を始めた。この時の子牛の体重は75ポンド(34・0kg)であった。この練習を201日続けたが、牛は290ポンド(131・7kg)に成長したために、ついにこれ以上持ち上げる事が不可能となった。」と書いてあります。

 次に、有酸素性作業能力(エアロビック・パワー)の向上を目的としたトレーニングの例を紹介します。

 7名の成人女性を対象として、30週間にわたるトレーニング実験が行われました。まず、最初は、最大酸素摂取量の65%にあたる酸素の摂取量となる運動強度で13週間行われ、トレーニングが経過するにつれて、最大酸素摂取量が増大していったため、その65%の酸素摂取量となる運動の強度は380kgm/分から480kgm/分と漸増していったのであります。

 また、65%の強度の次に75〜80%の強度でトレーニングと継続していきました。その場合も最初の強度580kgm/から640kgm/分へと漸増していったのであります。このようにトレーニング強度をトレーニング効果が現れるのに応じて漸増させていって、最大酸素摂取量は29・4ml/kg/分から、30週目で36・1ml/kg/分へと向上したのであります。

 このように、筋力トレーニングであれ、有酸素性のトレーニングであれ、同じ内容、質量で行い続けても維持は出来ても向上する事は望めません。競技能力を向上を目的に行うトレーニングは、運動強度を漸増する事が必要であります。


(ルーブル美術館 クロトナのミロ像)



 (競技成績の向上とトレーニング)

 スポーツの競技成績、それが100m走の9秒7というタイムであれ、走り幅跳の9m近い距離であれ、プロ野球にみられる勝率であれ、また体操競技の採点結果であれ、競技者(選手)ないし、競技集団(チーム)の競技力を端的に表す数値であります。

 一流の選手であろうと、一般の人であろうと、スポーツに参加する人は誰でも、自分の競技力を向上させ、成績を少しでも上昇させようと努力します。

 例えば、テニス選手は国内的にも国際的にも前シーズンの成績によってランクづけされ、また、シード順位が決められています。しかし、ランク上位の選手が必ずしも勝つとは限りません。その日の心理状態や体調、ハードコート(全天候型コート)とかクレイコート(土のコート)といった物理的環境が影響するかもしれないからです。

 例えば、プロ野球選手が、前年にある投手に対して5割近い打率を残していたとしても、今シーズンは同じように打てるとは限りません。

 つまり、重要な事は、その前の試合から今回の試合までの間にどんなトレーニングをしてきたかによって、選手の競技力そのものが変わってしまっている事があり得るからであります。テニス選手でしたら、サーブの球速が増したかもしれない。投手でしたら、変化球を新たに覚えたかもしれないし、トレーニングにより球速が増したかもしれない。

 いずれにしても、試合の後、負けた原因を見つけ出す事が重要であります。敗因を「相手が強すぎた。」とか「審判の判定が悪かった。」とかにしてしまっては進歩が望めません。まずもって、競技力の向上をもたらすトレーニングの内容を再検討すべきであり、競技の内容も再構築する必要があると考えます。



【摘要】

(インナーマッスル ◆

インナーマッスルは、アウターマッスルと違い、強い力を発揮する際にメインとして使われる訳ではないのですが、関節を体幹にしつかり固定する役目があります。ボールを投げる野球選手にとって、肩関節、特に肩甲骨周辺のローテッターカフは非常に重要です。
しかし、インナーマッスルは深層にあり、一般的なトレーニングでは基本的にアウターマッスルを鍛える事になります。インナーマッスルのトレーニングは低負荷で高回数が基本になります。

一般的なインナーマッスルのトレーニングは、チューブを使ったトレーニングが有名であり、他サイトでも多数紹介されているので、そういったものは省略して、手軽に出来る方法を述べてみたいと思います。


/燭団召阿卜ち肩をすくめる。
ただし、これだけだと、僧帽筋がメインに働いてしまいますので、真っ直ぐに立ちしっかり胸を張る。まぁ、手っ取り早くいうと、オードリーの春日のような姿勢で、肩甲骨を持ち上げるように肩をすくめるのであります。
意識はあくまでも肩甲骨。肩甲骨を持ち上げる意識を持ってやっていただく事が重要です。
収縮時間は5秒ほど。5秒ほど収縮して脱力。そして収縮するを繰り返し、20〜30回程度。物足りない人は手に軽めの負荷を持ち行っても良いと思います。

∧匹魏,后
ただし、腕に力を入れると三角筋やら背筋がメインになってしまうので、意識は肩甲骨。腕にはそんなに力を入れず、肩甲骨で壁を押す感覚です。
難しいと感じるのであれば、腕立て伏せの姿勢で腕の曲げ伸ばしをせず、肩甲骨を収縮させる。が分かり易いかもしれません。
収縮時間は5秒ほど。,汎韻犬茲Δ坊り返していただくとよろしいかと思います。


と、手軽に出来る方法を書いてみましたが、意識はあくまでも肩甲骨。肩甲骨をしっかり体幹にくっつける感じが重要だと思います。



                            【次回続く】




カテゴリ:スポーツの話 | 17:33 |
野球を科学する (トレーニング編 Vol 3)



 (トレーニング効果を決定する因子)

 特別な運動をして体の運動遂行能力を向上させる事をトレーニングと定義したのですが、運動遂行の主体である筋肉は必ずしも運動だけの影響で適応していくものではありません。

 分かり易くいうと、トレーニングを続けていっても、満足に食事が摂れなければ筋肉は発達していかないのであります。すなわち、新しいタンパク質を合成したり、より大きな細胞とするのに必要な栄養物質を筋肉の細胞へ補給する事がなければ、運動の効果はほとんど現れないのです。

 では、筋肉が大きくなって力強さを増大させる因子としてどんなものが考えられるか。現在のところ、「運動」「栄養状態」「内分泌」「神経支配」の4つとそれらに影響する「遺伝子」の5つがあげられています。これらの因子のうちで「運動」はトレーニングを考える際には当然のごとく基本因子として扱われています。



 (トレーニング効果が生じる運動の条件)

 トレーニング効果をあきらかに生じさせるためには、そのための運動の条件が整わなければなりません。

 部分的な運動遂行能力として、等尺性収縮(アイソメトリック・エクササイズ)についての研究結果を紹介します。

 西ドイツでは色々な実験を繰り返し、力の発揮は最大に発揮出来る力の40〜50%で十分である事、一回の力の発揮は最大なら、1〜2秒間、3分の2の力なら4〜6秒間維持すればよい事、そして、1週に1回(最大の効果が得られるのは毎日1回)は必要)という結論が報告されています。

 全身的な運動遂行能力として、最大酸素摂取量(エアロビック・パワー)についての研究を紹介しますと、日・欧・米のこれまでの研究成果を整理して、運動(歩く、走る、自転車をこぐ)の強さは最大酸素摂取量の40〜50%、その運動の継続時間は20〜30分頻度は1週に2〜3回が、効果が確実に生じる条件であると報告されています。ただしここで引用されたのはスポーツ選手ではなく一般人であります。

 つまり、運動選手が怪我をしてギプス固定をしたとします。ギプス固定により筋力の減弱を抑えようと考えるのであれば、ギプス固定をしたままでも、等尺性収縮(アイソメトリック・エクササイズ)を行う事で筋力の減弱を最低限に抑える事も可能なのであります。




【摘要】

(インナーマッスル)

よく、来院した野球選手から、「インナーマッスルを鍛えるにはどうしたらイイんでしょう?」とか、「インナーマッスルを鍛えていたのに、、なんで肩が痛くなるんですか?」とか聞かれるのであります。

「インナーマッスル?あぁ、、、それだけを鍛えるってムリ。」 そっけなく言ったり、

「インナーマッスルを鍛えてた?そりゃぁ、投げすぎたら誰でも痛くなるわ。」
インナーマッスルを鍛えたら凄いボールが投げられる、とか、投げても肩を痛めない。とか、結構信じている選手も多いのです。

―― インナーマッスルの意味しってるかぁ、、、

話をしていて時々苦笑いを浮かべる事もあるのであります。


トレーニングの話をしていると、時々顔を出すインナーマッスル。
インナーマッスルを日本語で言うと、「深層筋群」。いわゆる体内の深い位置に筋群で、表層にあるのをアウターマッスルで、よく聞く、僧帽筋とか三角筋とか大胸筋はこれにあたります。

一般的な筋力トレーニングで主に鍛えられるのはこのアウターマッスルで、普段意識してトレーニングされる事がないのがインナーマッスルであろうかと思います。

次回の摘要欄、インナーマッスルの鍛え方を書いてみるとします。





                            【次回続く】



カテゴリ:スポーツの話 | 00:58 |
野球を科学する (トレーニング編 Vol 2)



 ([トレーニング]の定義)

 ここで、日常生活では必要としない特別な運動をして、体の運動遂行能力を向上させること、特に体の発揮するパワーを増大させる事を[トレーニング]と呼ぶ事とするとします。

 この事をスポーツ選手について考えてみると、そのスポーツを実施する時に必要とされる体の運動能力は、それまでのトレーニングによって現在でも一般人よりもかなり高い状態にある訳です。
 しかし、そのスポーツのゲームだけを消化している時には、それに見合った水準が維持されるだけであり、ゲーム中により大きなパワーを発揮しようと思うのならば、さらに特別な身体運動をしなければならないのであります。
 いわゆるこれが「ハード・トレーニング」であります。一方、シーズン・オフとなり、トレーニングを中止(ディ・トレーニング)すれば、その休止期間の長さに応じて、体の運動能力は運動しない状態に適応し、この能力は低下してしまうのであります。

 同じ事を、一般人についてみてみると、病気などで寝たきりでいる場合は、運動能力は極めて低いレベルにある訳でありまして、日常生活ではそれぞれの生活条件に適合した水準の運動能力が保持される事になるのであります。
 そこで、日常生活では特に必要としない運動を定期的に実戦する事によって、休日などに余裕をもって山に登ったり、テニスをしたり出来る運動能力が身に付く事になるのであります。



【摘要】

よく、スポーツ障害で来院した選手、特に小学生の野球選手の保護者の方に、「どんなトレーニングをさせたら良い?」聞かれる事が多いのであります。

野球の基本的な話になるのですが、まずボールを投げる。野球の基本はキャッチボールになると思うのですが、やはり速い球を投げたい。
指導者にも、「早く、大きく腕を振れ!」そう指導されるとよく耳にするのであります。

小学生の場合、筋力は弱いけれど、関節の可動範囲は広いため、(テコの原理と一緒なのですが・・)大きなファームで投球をする選手をよく見かけるのも事実。スポーツ障害に悩む選手の多くは、投げすぎ、フォームが大き過ぎる。主な原因になっていると感じでおります。

野球はボールに回転を与える事が重要です。

例えば、右投手がカーブを投げる。投手はボールを捻り回転を与える事により、右斜め上から左斜め下に向かって回転をする。ボールの進行方向からの気流とボール右斜め上は気流の流れがぶつかり、スムーズに気流が流れる左斜め下に向かって力が加わりボールが曲がる。この力の事をマグナス力というのですが、実はストレートにもこの力が必要なのであります。

ストレート(直球)は、ボールにバックスピン(逆回転)を与える事により上方向にマグナス力が働き、地球の重力に抗して、スピードの落ちないノビのある球になるといわれております。

私は、小学生のトレーニングとして、まず、指の巧緻性の向上を勧めます。

食事の時、箸を旨く使うように練習する。でも良いのですが、手軽に出来る事として、「指パッチン」を勧めるようにしています。
普通は親指と中指を弾くのですが、親指と中指、人差し指と一緒に弾くよう練習するように指導します。音は鳴らなくても良いからスムーズに弾く。なかなか小学生には難しいのです。
握力を鍛えるとはまた違う、ボールに接する指先を鍛える、ボールをコントロールする感覚を養う。という風に解釈して頂き、トレーニングひとつとして考えて頂いたらと思っています。




                            【次回続く】


カテゴリ:スポーツの話 | 19:31 |
野球を科学する (トレーニング編 Vol1)
長年この仕事に携わり、そして野球選手に関わってまいりました。そんな中、気がついた事などを少しずつ書きためたものでして、この際ブログに発表してみようか、、、考えました。
トレーニングの基礎からスポーツ障害に至るまで多岐に渡るとは思っているのですが興味がある方はご一読頂ければ幸甚です。




【1鍛えるとは】

 (言葉の意味)

 英語辞典によれば、トレーニングの動詞のトレイン(train)は17世紀はじめころは、動物を命令にしたがわせようにするとか、芸をやるように教育・訓練する、あるいは競走馬をレースに向けて準備させる場合に使われていたといます。そして18世紀中頃、食事と運動によって、スポーツの試合に向けて身体効率を指摘水準に到達させる意味に使われたとあります。
 英和辞典によれば、トレインは、他動詞として、[仕込む、鍛える、養成する]また自動詞として、[体を慣らす、鍛える]と訳されています。それゆえ、トレインは[鍛える]と考えてよいのでありましょう。

 国語事典によれば、[鍛える]は[金属を火で熱し、また水に入れて打ち、その密度を細かくしてその硬度を強くする][度々苦しい目にあわせて心身を強くする]とあり、鍛えるの名詞である[鍛錬]は、スポーツの世界で使われるトレーニングという言葉の意味を充分に表しているものと思われます。




 (適応能力)

 トレーニングという事が成り立つのは、生物に適応能力があるからであります。適応とは、時間をかけて生物が外界に適合するように、習性・形態などを変えていく事をいいます。
 例えば、裸足で歩いていれば、足の裏の皮膚はしだいに強靱になっていき、足の指を頻繁に使っておれば手指と変わりなく使えるようになっていきます。

 1960年ローマオリンピックで、エチオペアのアベベ選手はランニングシューズを履かずにマラソンで優勝して、「裸足の王者」の異名を取ったのは有名な話であります。少し新しい所では、1984年ロサンゼルスオリンピックで、転倒事件を起こし話題となった南アフリカ出身の女性長距離ランナー、バット選手も裸足で走っておりました。

 現代の日本人は、いつも靴下を履き、靴を履いて歩いているので、足の裏の皮膚は弱く、裸足で歩いたり、走ったりすればたちまち傷がついてしまいます。現代の日本人がフルマラソンを裸足で走りきろうとするならば、適応するには結構な期間を要するのでありましょう。

 また、南アメリカのアンデス山脈の高地に住む人々は、稀薄な空気からよりたくさんの酸素を取り入れやすいように血液中のヘモグロビン濃度が高いのであります。例えば、海抜3600mの高地に住む人は18・8mg/dlであるといいます。

 日本人の水泳選手やマラソン選手が、2300mの高地(メキシコ市など)で3週間ほど滞在してトレーニングを続けたとします。すると、体内のヘモグロビン濃度はしだいに高まっていくのであります。(女子選手平均で、13・1から14・1mg/dl)このようにトレーニングをして低地に戻ってくると血液中に酸素を取り込みやすくなっているので、距離の長い種目まどでは、自分の記録を更新しやすくなるのであります。

 もうひとつの例として、筋肉の太さに注目してみます。
 骨折などで関節をギプスで固定されると、その周辺の筋肉は活動する事ができず急速に萎縮していってしまいます。その反対に重い物を持ち上げるといった仕事(運動)を繰り返していると筋肉は肥大していきます。
 スポーツ選手にとっては、萎縮していく事は筋肉がマイナスの適応を示した事になり、肥大していく事はプラスの適応を示したといえるであります。



 野球に於いても、トレーニングは重要な要素であります。しかし、過度のトレーニングにより障害を引き起こす事も多々見受けるのであります。

 例えば、走る過ぎる事により、シンスプリントから疲労骨折。中にはコンパートメント症候群に陥っている選手など見受ける事があります。野球選手が走る事により下半身の粘りを強くしたり、心肺機能の向上など必要な要素であると思うのですが、トレーニングの目的をしっかり持って行う事が望ましいと考えております。


                           【次回に続く】
カテゴリ:スポーツの話 | 22:19 |
しんじょうは・・・

。。。。先日、わたくしの出演した、「コンデルの法則」 が関西テレビで放映されたのであります。
結構、色々な人が見ていたみたいで、それなりに反響があり、嬉しく思っているのであります。

で、息子のお友達もテレビを見ていたらしく、、、

友達 「おい! 昨日、オオノのお父さん、テレビに出てたやないか!」

息子 「そうやねん!」

友達 「え〜〜と、コンデルの伝説 やんな。」

息子 「違うわ!」

友達 「え〜〜と、コンデルの対決・・やったっけ、、、」

息子 「違うわ! コンデルの・・・・え〜〜と、、なんやったっけ、、、」


。。。大阪では、小学生から漫才の勉強に勤しむようであります(^^;





日本シリーズ・日本ハムが連勝

日本シリーズ第3戦。日本ハムー中日の8回、3ランを放った稲葉(左端)を大喜びで迎える日本ハムナイン。日本ハムが6−1で中日に連勝し、2勝1敗とリードした(24日、札幌ドーム)(時事通信社)22時17分更新


。。。。最近、野球ネタが多くて恐縮しているのですが、、、初めて北海道で開催された日本シリーズ。
申し訳ないのですが、大阪では驚くほど盛り上がっていない訳で、「日本シリーズ? 新庄がいてるから日本ハムに勝って欲しいですね。」

昨年の阪神の時は、4連敗をしたのですが、必死に応援していた患者さん達も盛り上がっていない様子。まぁ、個人的にも新庄選手が好きですから、日本ハムを密かに応援している訳で、、、

駒大苫小牧の雪辱を、日本ハムに期待しているであろう北海道の方々。

つめた〜い気温を、ホットに変えて頂きたいモンであります。


新庄選手の信条は楽しむ事でしょうし、きっとその心情は、「優勝を花道に」 と思っているハズ。新庄選手の身上は派手ですが、辛勝でも優勝を進上したいでしょう。


・・優勝した後、真情を吐露する新庄選手を見てみたいオヤジです・・・。



カテゴリ:スポーツの話 | 23:37 |
見るとやるとでは・・・
。。。。基本的に、土日は息子の野球が最優先される今日この頃。この週末もやはり野球だった訳です。

で、今日の野球からの帰り際、「今日のブログは、野球でエライ目にあった!ですか?」 チームのお父さんに言われた訳で、、、

ネタもない事ですし、わたくしの、ボロボロだった審判の話とまいりましょうか(^^;


・・でまぁ、現在、リトルリーグは公式戦の真っ最中な訳であります。結構大きな大会で、近畿圏のチームが集まっているのです。

本日も試合があり、今日の試合はチームの主催ゲーム。つまり、チームのホームグラウンドで試合が開催されたのであります。

という事は、試合会場の設営は父兄の仕事。

午前中は宅の嫁がグラウンドに行き、応援をして帰ってきて、午後からは、書類を書き終えたわたくしが、後かたづけに行く。夫婦のコンビプレイだった訳であります。

まだまだ新人のわたくし、、、準備や後かたづけは言われたままに動くからまだ楽をさせて貰っているのですが、、、

片づけが終わった後、子どもたちが紅白戦の試合をする事になり、その試合の主審を、わたくしがする事になったのであります。

「エッエエエ〜〜〜! 主審は無理っす!!」 必死に辞退するわたくし、、、

「奥さんが帰り際に、主人は主審をしますから! って言ってましたよ!」

―― てめぇ〜〜! 好きな事を言いやがって!!
(・・・自宅に帰った後、宅の嫁と大喧嘩!! これは本編とは関係ないのでまた後日、、、)

まぁ、、、主審はいずれはしなければいけないのだそうで、この際やからやっとくかぁ〜。 塁審から主審に格上げになったのであります。

取りあえずのレクチャーは受けたのですが、まぁ、見るとやるとでは大違い。とんでもない試合になった訳であります。

まぁ〜ず、、、審判の姿勢がツライ、、、
小学生の審判ですから、かなりひく〜い姿勢にならなければいけない。おまけにプロテクターを持っている訳ですから、それでボールが当たらないようにガードしなけりゃならん。

つまり、「ヒンズースクワット」 を繰り返しているのと同じなんであります。(それでも姿勢が高いと言われた訳で、、、)

で、前屈みになるとマスクがずれる。見る箇所は決まっているんですが、ずれて見えなくなる事がしばしば、、、
バックネットの後ろでは、主審のプロのお父さんがレクチャーしてくれているのですが、わたくし自信を持って、「ボール!」 と言ったところ、「それはストライクやで!」 

最初のコールから頭は真っ白に・・・。

とにかく、、、「プレー!」 のコールは忘れるし、「フェア!」 のコールは忘れるし、「ファールボール」 のコールは忘れるし、ファールボールの後、ピッチャーにボールを渡すのを忘れるし、、、、

とどめは、3アウトチェンジ! を忘れて4アウトまでやってしまった訳で、、、

なんとも無茶苦茶、子どもたちに大変申し訳ない事をしたのでありました。

―― これは、、、当分公式戦で審判をしろ! とは言われないやろな・・・。

ボロボロの内容に、自己嫌悪に陥りながら、審判の勉強もせなアカンなぁ〜。息子が卒業までに何回主審をするのか、考えたら落ち込んだ次第です。


・・・レクチャーをしてくれていたプロのお父さんが、
「まぁ、明日の朝は、太腿と腰が痛くてたまりませんから!」


何とも、嬉しくなるようなレクチャーまで頂いた訳で、、、


きっと、明日の治療中は、湿布の匂いを漂わせているであろうオヤジです・・・。




カテゴリ:スポーツの話 | 23:44 |
花道を飾るには・・・


札幌で決めた!日本ハム25年ぶりリーグ優勝

 (パ・プレーオフ第2ステージ、日本ハム1x−0ソフトバンク、第2戦、12日・札幌ドーム)プロ野球パ・リーグは12日、札幌市の札幌ドームでプレーオフ第2ステージ(4試合制)第2戦を行い、日本ハムが1―0でソフトバンクにサヨナラ勝ちし、レギュラーシーズン1位通過で得た1勝のアドバンテージを含む3勝目を挙げ、25年ぶりの優勝を決めた。日本ハムのリーグ制覇は東映時代を含めると3度目。札幌移転3年目で快挙を成し遂げた。ソフトバンクはダイエー時代の2004年から3年連続で第2ステージ敗退となった。

 優勝経験のない楽天を除き、最もリーグ優勝から遠ざかっていた日本ハムは、21日から始まる日本シリーズ(第1、2、6、7戦はナゴヤドーム、第3―5戦は札幌ドーム)に進出。2年ぶりにセ・リーグを制した中日と対戦し、東映時代以来44年ぶり2度目の日本一を目指す。

 日本ハムは4年目の指揮を執るヒルマン監督の下、ダルビッシュ、八木らの若手投手が成長。武田久、岡島らの中継ぎ陣に加え、マイケル中村が抑え役でフル回転するなど、投手力に安定感があった。打線も本塁打と打点のタイトルを獲得した小笠原を中心にまとまっていた。

 シーズン終盤まで西武、ソフトバンクと激しい首位争いを演じ、地元北海道ファンの大声援に応えて本拠地でレギュラーシーズン1位だけでなく、リーグ優勝も決めた。 2006年10月12日 更新



。。。。パ・プレーオフ、第2ステージは日本ハムの2連勝であっさり決着がついてしまいました。

これも若手の勢いなのか、、、新庄効果なのか、、、

4月に、ヒーローインタビューで引退を発表するという、前代未聞の事をやってのけた新庄選手。この日本ハムでの優勝が、日本で体験する初優勝というのも何やら因縁めいたモンを感じてしまいます。

ペナント終盤、日本ハムが優勝を意識する事なく戦う事が出来たのも、新庄選手が色々なパフォーマンスをして、選手がリラックス出来たからだとか。

ホンマに最高のムードメーカーなんでありましょう。

・・・それにしても、、、3年連続プレーオフ敗退のソフトバンク。

何とも口惜しい事でありましょう。
プレーオフで1勝もしていないエース斉藤投手や、プレーオフになると不思議と打てない松中選手。これが短期決戦の怖さなんでしょうが、療養中の王監督も実に無念でありましょう。

ゼヒ、来年こそは無念を晴らして欲しいモンであります。


さてさて、、、10月21日から始まる日本シリーズ。

中日ドラゴンズの対戦相手は日本ハムに決まった訳なんですが、新庄選手、日本一の栄冠を花道に引退するのか、実に興味深いところ。
古巣の阪神が対戦相手だったらもっとハッスルするところだったでしょうが(^^;

2年連続パ・リーグ優勝の汚名を中日が晴らすのか、はたまた、44年ぶりの優勝を日本ハムが果たすのか、、、

新庄選手のパフォーマンスとともに、目が離せないシリーズになりそうです・・・。




カテゴリ:スポーツの話 | 23:58 |
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