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オスグット・シュラッテル病


スポーツ障害 膝 Part1

最近人気のスポーツといえばサッカーでしょうか。
当院を受診する運動選手も、サッカーで怪我をする割合が多くなりました。少年はもちろん、最近、フットサルという6人制のサッカーが人気で、サッカーをしたことがない成年男女の競技人口が増えているようです。

でまぁ、下肢のスポーツ障害について書いてみようかと思った次第で、膝の障害はサッカーに限った事ではないので、興味がある選手が多いんじゃないかな・・と思っております。

で、膝の障害第1弾として、「オスグット・シュラッテル病」をいってみようと思った次第です。
この障害は結構多くて、運動好きの元気な男の子。でも陥る事が多いようです。

【膝の解剖図】

(字が読みにくいので、クリックして画像を大きくして見てください。)


オスグッド・シュラッテル病は、スポーツによる Over Use (使いすぎ)により、成長期に見られる軟骨の剥離(はくり)骨折(軟骨が引き剥がされかける状態)で、大腿四頭筋の過度の収縮を繰り返すことが原因で発症します。膝蓋腱の脛骨付着部(膝蓋骨下のすねの骨の隆起 脛骨粗面)に慢性的刺激が加わり、変形、膨隆が生じ、結果、膝蓋腱脛骨付着部が剥離損傷する。と考えられています。
安静時には症状が現れることはありませんが、脛骨粗面に圧痛と運動痛が生じます。


症状としては、膝蓋骨(膝のおさらの骨)の下にある脛骨結節(脛骨粗面)に軟骨性の隆起とその周囲の炎症(腫れや痛み)を生じ、正座や屈伸動作が痛みのために困難となる状態であります。
その出っ張り部分に物が触れただけでも痛みを訴える事があり、日常生活でも不便を感じるようになる場合もある訳であります。

でまぁ対策なんですが、接骨院などで、温熱療法や低周波治療のみを行っている所がありますが、はっきり言って効果は期待出来ません。
基本的には、出っ張った軟骨をしっかり圧迫固定することが大切です。放置しておくと出っ張りがひどくなり痛みも増してくる訳なんです。
で、競技を中止して安静に勤めれば痛みは治まってきますが、来院する患者さんのほとんどが競技を続けながら・・を希望する訳で、出っ張った軟骨を固定しながら、競技を行えるようにする。という難問をクリアしなけりゃならないのです。
成長期が過ぎて脛骨結節の成長軟骨が骨化(成長が止まって骨に変化する)すれば起こらなくなりますが、成長期に無理をすると出っ張った状態のまま骨化が起こるので後遺症として変形が残ってしまう症例も多く見られます。

・・以前、息子さんがオスグットで来院した際、お父さんもオスグットで苦労した・・。という親子がおられまして、お父さんの脛骨粗面も随分変形しており、「そんな所、似なくていいのに・・。」というお母さんの苦笑いが印象的でありました(^^;

・・でまぁ、多くの症例は骨の成長が止まる17〜18歳で自然に改善する訳なんですが、たまに、長期にわたって痛みを訴え、分離骨片を認める症例があります。そういう場合、手術的治療(骨片摘出術や周囲の軟部組織と滑液包を摘出する手術)が検討されます。
すぐに治るやろ・・。安直に考えず、痛みを訴えたら専門医の受診をお勧めいたします。



【サポーター】

・・先日来のくそ忙しいで参ったのか、オヤジは寝違えて首が回りません。

おまけに、お隣が引っ越す事がわかり、拡張の準備に入ったもんですから、業者との折衝やら大家さんとの折衝やら、仕事は休めず、首は痛いし、友人が仕事が終わってから相談にやって来るしで・・・。
またしても剣道の練習には行けず、師範のきつ〜いひと言をまた覚悟しなけりゃなりません・・。


・・で、先日の事。
ある患者さんが、膝用のサポーターを購入してくれた訳なんです。

・・このサイズは小さいわ!・・などと賑やかに合わせていたんです。

でまぁ、人の常として、他人が購入していたら自分も欲しくなる。
それを見ていたお婆ちゃん。「私も欲しい!」

・・・まいどあり〜!

てな事になりました。

・・それじゃぁサイズを合わせましょうか・・。

となった時、後から購入するお婆ちゃんが言いました。

「先生、サイズ合わせなくてもAさん(前に購入した患者さん)が買ったサイズを頂戴。あの足が入るんならウチでも入るわ。」

・・なんともきつ〜いひと言・・。

「んまぁ〜〜!失礼な!!」
そう言いながら、院内大爆笑になりました・・。


・・・当院のサポーター(患者さん)は言いたい放題のようでして・・。

サポーターだけに、暖かい人柄が多くて助かります・・。





本日も最後までおつき合い頂き、感謝いたします!!
カテゴリ:スポーツ障害 | 23:25 |