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知る権利・・



今年の5月20日にUPした、 ドリーへのレクイエム という記事があります。

父親を知らずに、AIDで生まれた子どもたちの、「知る権利」について書いたのですが、やはり・・・。こういう事態が発生した訳であります。


ネットを活用、実の父発見 15歳少年がDNA検査で 精子バンク利用し出生 (1) 【2005年11月15日】

 【ワシントン14日共同】15歳の少年が、米国のDNA検査会社やインターネットを活用して、匿名で精子を提供した実の父を割り出していたことが14日までに分かった。米紙ワシントン・ポストなどが報じた。

 欧米にはDNAで親子関係や家系を調べる企業がいくつもあるが、匿名の精子提供者(ドナー)の特定に結び付いたのは初めてとみられる。

 同様に匿名のドナーの精子や卵子から生まれ、自分のルーツを知りたいと願う人たちは少年の成功を歓迎。一方で米国の精子バンクは「こうした試みが拡大すればドナーのプライバシーが守れない」と警戒している。

(以下の文省略)


「出自知りたい」願い強く 支援団体も活動 (2)
【2005年11月15日】

 【ワシントン14日共同=吉本明美】遺伝上の父親を探し当てた15歳の少年の事例は、最新のDNA技術やインターネットを駆使した点が注目を集めそうだ。この試みの背景には、匿名の第三者から提供された精子や卵子を使って生まれた子供たちの「出自を知りたい」という願いが世界的に強まっていることがある。

 こうした方法で誕生した人の国際自助グループが昨年、東京で報告した調査結果によると、真実を打ち明けない親も多いが、子供の側はほぼ全員が「事実を知らせるべきだ」とし、大半が遺伝上の親に「会いたい」と答えた。

 第三者の精子を使って妊娠する人工授精(AID)は、不妊治療の一環として日本でも1940年代から行われてきた古い技術。しかし、従来は子供が欲しい親の気持ちに専門家の関心が集中し、子供の権利が注目されたのは比較的最近だ。

 専門家によると欧州やオーストラリアでは、子供が出自を知る権利を盛り込んだ法整備が主に1990年以降に進んだ。

 日本も厚生労働省の生殖補助医療部会が2003年、子供への開示を打ち出したが法整備はまだ。米国では精子提供の大半は依然として匿名とされる。

記事:共同通信社
提供:共同通信社


。。。。実の父親を捜し当てた少年。それは執念だったんでしょう。
実の、自分の本当の父親を知りたい・・。
これは、どうしても捨てきれない思いだと感じる訳で、日本でもやっと話題にのぼり始めた昨今。この、傾向は強まっていくと感じています。

「ドリーへのレクイエム」に書いた通り、日本では離婚を機に、子供が出生の秘密を知る事になる。のが多いようなんですが、実際の父親と戸籍上の父親が違う事に気が付いた子供のストレスは計り知れないと思う訳です。

で、実の父親を、知りたい!と思った子どもたちにも権利はあると思うのですが、「精子の提供者は匿名」である訳ですから、知りようがない。

今回、父親を突き止めた少年は、母親が偶然にも、精子バンクからドナーの生年月日と出身地を聞いていたのでした。
少年はこの情報を母から教えてもらい、インターネットで「この生年月日と出身地に合致する男性」の名簿を米企業から購入。目指す名字の男性が1人見つかり、それが実の父親だったという訳であります。

。。。。一方の探し出された父親の方はどうなんだろう・・。

「僕は、あなたの遺伝子を受け継いだ息子です!」
と、突然現れたとしたら、その驚きは・・・。

匿名を条件に提供している男性からしたら、「約束が違う!」となるかもしれず、身元を明かす事。が条件になれば精子の提供者はいなくなるやもしれず・・。

早急な法整備が急がれると思ってしまいます。

父親を見つけた少年は、最初に、家系調査専門の米DNA検査会社に、ほおの裏側の細胞をこすり取って送り、父から男子に受け継がれる「Y染色体」の検査を約3万5000円で申し込んだのでした。

で、約9カ月後、約50%の確率で少年と父方のルーツが同じ男性2人が同社のデータベースに見つかった訳です。少年の父ではなかったのですが、2人の名字は同じ。男性は父の名字を受け継ぐ可能性が高く、強力な手掛かりになったのでした。

アメリカではすでに、DNAを取り扱う会社が存在しているのですから、その気になれば、近い将来、簡単に父親を見つける事が出来るようになると感じる訳です。


子供の知る権利。と、知られたくない素性。どちらが優先されるべきなのか・・。

大いに議論されるべき問題だと思います・・・。



。。。。女性が男性に愛を告白する、バレンタインデーに安楽死させられたドリー。
その世界で1番有名な羊は、オスの愛情なくして生まれたというのも、皮肉なモンであります・・。







最後までおつき合い頂き感謝いたします。
我が家に突然、「パパぁ!」とまったく知らない子供が現れたら・・。
嫁パンチ!じゃぁ済まないと思うオヤジです・・・。










カテゴリ:多事争論 | 23:58 |