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見えなくなる?


「透明マント作れます」英の学者ら開発理論

 英米の科学者らが26日、米科学誌サイエンス電子版に、「物体を見えなくする素材の開発は可能」とする論文を発表した。
 この理論を基に開発が進めば、小説「ハリー・ポッター」に登場する透明マントの作製も夢ではなくなりそうだ。

 光は普通、物体に当たって反射したり散乱したりするため、人間は物体を見ることができる。
 英セントアンドリュース大のレオンハルト教授らによると、光の進む方向を制御できる特殊な微細構造を持つ複合素材を開発できれば、川の水が丸い石に妨げられず滑らかに流れていくように、光が物体を迂回(うかい)して進む。
 この場合、人間の目には、そこには何もないように見え、影もできない。
(読売新聞) - 5月26日14時54分更新


。。。。確か、、、ハリー・ポッターの映画を見たとき、クリスマスのプレゼントに透明マントが届き、それを着たポッターが、本を探しに図書館に忍び込む・・・。だったような気がします。

まぁ、いつものように、「魔法使いやんな。なんで人間が透明になる魔法を使えへんのやろ?」 とツッコンだ訳でありまして、、、

「黙ってみろ!!」 宅の嫁の、ケリを受けたオヤジでありました。

でもまぁ、「透明になる事が出来る。」というのは一種の憧れである。と思うのでありまして、「透明人間になったら、密かに銀行に忍び込んで、一生遊んで暮らせるお金を盗んでやるのになぁ〜。」
などと考えるのはわたくしだけではありますまい(笑)


・・・で、トップの記事を読んで、真っ先に思い出したのが、「透明人間」 の小説だったのであります。かなり昔の作品でありまして、映画にもなったので、知っている方は知っていると思うのであります。


作者のH・G・ウェルズは、小説の中で次のように書いている訳であります。
「・・・物が見えるということは、その物が光に対して反応しているということだ。物体が、光を吸収するか、反射するか、あるいは屈折させるということを、君は知っているだろう。
物体が、光を吸収し、反射も、屈折もしなければ、その物体を物体として見ることはできないわけだ・・・(中略)
 透明な物はいずれも、それと同じ屈折率の媒体に入れると見えなくなってしまう。さらに、ちょっと頭を使えば、ガラスを空気中でも見えなくすることは出来るのだ。つまり、ガラスの屈折率が空気の屈折率と等しくなるようにすればよいわけだ。というのは、そうすれば、光は、ガラスから空気へと通り抜けていくにあたって、反射も屈折もまったくしないだろうからね・・・。」

そして、この主人公は、人間の体色を薄くする薬を発明し、ついには透明にしてしまう事に成功する訳であります。


実はこの小説、科学的にはほとんど間違いはないのであります。透明な媒質の中に置かれた透明な物体は、いずれも、屈折率の差が0,05以下の時には見えなくなってしまうのであります。

でも、「透明」と「見えない」というのは違う訳でありまして、ガラスは透明ですが、見えない事はないのでありまして、それは空気とガラスの屈折率が違うからであります。

そういう意味でも、原題の「インビジュブルマン」 (見えない人間) を、「透明人間」 としたのは、個人的にも納得出来ないのであります。


・・・小説を読んで、、、「憧れた」 のでありますが、実は、実際にこれと同じ薬が出来たとしても、「透明人間」は出歩けないのであります。

つまり、全身このような見えない物質で出来ている。という事は、眼球もそういう事になる訳で、そうすると、網膜まできた光も、そこで捕らえる事が出来ず、全部素通りしてしまうのであります。

で、ありますから、「透明人間」 は他人からも見えないのでありますが、「透明人間」 自身の目も見えない。という訳であります。




。。。。さてさて、、、「物体を見えなくする素材の開発は可能」 という理論を発見された英米の科学者の皆さん・・・。


成功に浮かれると、、周りが 「見えなくなる?」 のが人間の常。くれぐれも、悪用せぬよう、されぬよう、、、。


研究の成果は、「見えるように」 していて欲しいと思うオヤジです・・・。






最後までおつき合い頂き、感謝いたします。

それにしても、見えないマントが出来たらそれは面白いでしょうね(^^)
カテゴリ:ウンチク | 22:58 |