<< [症例画像紹介] 前腕骨折(橈骨・尺骨2骨骨折) | main | 謹賀新年 >>
[症例画像紹介] オスグットの骨折
 
【小学生の時にオスグットを患って、、、】


陸上部の大学生でありますが、「激痛で足も着けない。」と来院されたのでありました。
確かに、オスグットを思わせる骨の隆起はあるのですが、その疼痛が半端ないのでありまして、、、
骨折を疑い、提携先のクリニックに連絡してCT撮影の依頼をしたのでありました。
以下、その画像です。




 
 (画像 1)

CT3D画像、正面と側面像です。ピンクの○印、ほねの隆起が確認出来ると思います。骨の隆起と圧痛、疼痛は一致しております。






 (画像 2)

縦断面画像と3D画像側面像を並べてみました。縦断面画像で、より骨の状況が分かると思います。





 (画像 3)

縦断面画像の切り取り拡大図です。隆起した骨が半ば剥がれかかっているのがお分かり頂けると思います。
痛みの原因はその剥がれかかった骨であるのは間違いないのですが、小学生の時に患ったオスグット。大学生になっても時々痛みは感じていたそうです。
それがハードなランニング(ダッシュ)を行った時に、プチッという感じで激痛に襲われ、歩行困難に陥ってしまったのでありました。
まぁ、骨の連絡はありますから不全骨折というところでしょうが、固定安静の3週間は、試合を控えた彼には長い期間だったようです。



※注釈 オスグットとは

一般的には、「オスグッド」と略されますが、正式名称は「オスグッド・シュラッター病(症候群)」であります。
オスグット・スラッター病はサッカーやバスケット、陸上などのスポーツをする小・中学生や高校生に多く見られ、膝の脛骨が出っ張って痛む骨軟骨炎であります。
1903年にボストンの整形外科医ロバート・ベイリー・オスグットとチューリッヒの外科医カール・シュラッターが別々に症例を確認、発表したためこの病名が付いたのであります。

         

カテゴリ:医療のお話 | 23:25 |