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[症例画像紹介] 鎖骨骨折 Vol1
 
【部活動中に投げられて】


合気道の部活動中、先輩に投げられて骨折した女子選手です。
受傷直後、他院に行かれクラビクル・ブレース装着して、当院に来院されたのであります。疼痛が強く、「昨夜は眠れなかった。」と訴えており、何より、一目で変形を著明に認める。
提携先に連絡を入れ、翌日、骨折患部をCT撮影したのでありました。

以下、その時の画像です。





 (画像  

正面から撮影したX-P画像です。丸印のところ骨折部位になります。健側と比べると明らかに変形しているのがお分かり頂けると思います。










(画像 ◆

骨折部正面からのCT画像になります。
X-P画像よりも骨折部がより鮮明にお分かり頂けると思います。中枢骨片は胸鎖乳突筋に引っ張れ上方に転位しているのが著明に表れております。









(画像 )

骨折部の上方から撮影したCT画像です。
大胸筋の作用により、骨折部が短縮しているのがお分かり頂けると思います。

患者さんは高校生の女性であり、痩身でもあり変形が著明に判別できるのでありまして、このまま骨癒合すれば、左右の肩の幅の長さが違ってくる事も考えられます。患者さんに説明、了解を得て再度整復を行い、「T字状金属副子」を装着したのでありました。

鎖骨骨折の難しさは、整復よりも固定にありまして、筋肉の作用によりどうしても転位しやすい。
「昨夜は普通に横になって寝たけれど、痛くて眠れなかった。」という訴えだったので、半座位での就寝並びに「胸を張る。」事を指導したのでありました。

次回、この患者さんの経過を述べてみたいと思います。




                   


                




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