どちらを先に考える・・・


少子化対策、財源に「育児保険」=推進会議が報告書−政府は難色

 政府の少子化社会対策推進会議は15日夕、首相官邸で会合を開き、有識者による専門委員会がまとめた報告書を了承した。児童手当の拡充など子育て家庭への経済支援を打ち出すとともに、その財源として、国民から保険料を徴収する「育児保険」の新設を検討するよう求めている。 
(時事通信) - 5月15日23時1分更新



虐待・離婚…親元で暮らせない「要保護児童」増加 

家庭での虐待や親の離婚、死別などによって親元で暮らせない「要保護児童」(0〜18歳)が昨年3月末現在で3万5792人と、前年同期に比べて1091人増えたことが、厚生労働省の調べでわかった。

 要保護児童は、児童相談所で一時保護されるなどした後、乳児院や児童養護施設に入所するか、都道府県に登録している「里親家庭」に預けられる。昨年3月末では、乳児院(117施設)に計2942人、児童養護施設(557施設)に計2万9828人が入所。里親に養育を委託されている子供は3022人だった。

 少子化社会の中にあって要保護児童が増加している理由について、全国児童養護施設協議会(東京都千代田区)は「家庭での暴力やネグレクト(養育放棄)など、歯止めの掛からない児童虐待に加え、核家族化などの影響で家庭の養育機能が低下しているためでは」と指摘している。
(読売新聞) - 5月15日3時3分更新


。。。。少子高齢化が切実な問題となってきている昨今。その対策に政府は躍起になっているようです。

まず、厚労相は「出生率がこれぐらいあれば、日本の年金は大丈夫だという明確なメッセージを出すべき時に来ている」と述べ、具体的には、2050年に合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子供数の推計値)を1・39とする目標を、設定する考えを示したのでありますが、それをクリアするのはなかなか難しいのであります。

実際には、03、04年ともに、出生率は当初の予想を下回って、戦後最低の1・29まで低下し、現在も低下傾向に歯止めがかかっていないのであります。
このため、「出生率の低下は、長期的な年金財政の悪化につながる」と指摘されている訳で、わたくしなんぞが、年金受給者になる頃にはいったいどうなっているのか・・・。

でまぁ、政府が出生率を上げるために、「育児保険」 であるとか、「出産入院時に一時金30万円」 であるとか、あの手この手を考えているようなんですが、問題は財源。色々な案が提案されても、財源不足で政府が難色を示す。これを繰り返しているようです。

でも、、、

たとえ出生率が上がっても、親が子供を虐待して、親元で一緒に暮らせないのではどうしようもないのでは??

親が面倒をみない子供の面倒は誰がみるの??

読売新聞の記事を読んで、「少子高齢化」対策を考えるより先に、「より子供を育てやすい環境作り」が先じゃないの?
ふと、そう思ってしまいました。

まぁ、、、虐待の根元は根深い所にあり、これが原因! と特定するのは難しいでしょう。
でも、より子供を育てやすい環境、、、例えば、貧困層に虐待が多いのは統計で判明している訳ですから、子供の養育費をもっと支援するとか、、、児童相談所等の数、人員を増員するとか、、、子供を育てやすい環境を作る事が大事だと思うのであります。

子供を産んでも、育てられない・・・。

そんな世の中では、「育児保険」や「出産入院時に一時金30万円」くらいでは、出生率は上がらないと感じるのであります。


・・・「要保護児童」の増加・・・出生率の低下を議論するよりも、先に、議論するべき問題じゃないの・・・。

そう感じるオヤジであります・・・。






最後までおつき合い頂き、感謝いたします。

出生率の低下は問題であります。でも、「要保護児童」の増加は、身近な、由々しき問題であると感じてしまいます・・・。
カテゴリ:社会問題 | 23:20 |
献血に行こう!!


献血「知らない」4人に1人…献血未経験の若者

 献血経験のない若者の4人に1人は、献血自体を知らなかったことが、厚生労働省の初の調査でわかった。若者の献血離れが進む中、同省は「ここまで多いとは思わなかった」と、ショックを隠せない様子だ。
 調査は今年1月〜2月、16歳から29歳までの献血経験者と未経験者各5000人を対象にインターネットで実施。未経験者のうち「献血を知らない」と答えたのは、26・2%に上った。日本赤十字社が開設している各地の献血ルームのイメージについて、「暗い」と答えた人は、経験者の8・3%に対し、未経験者は20・6%だった。
 献血者は1995年に629万人だったが、昨年は532万人に減少。中でも、16〜29歳の若年層は285万人から177万人に落ち込んでいる。
(読売新聞) - 5月10日21時17分更新



「針痛いから」 若者が献血避ける理由 

 若者が献血をしたことがない理由で最も多かったのは「針を刺すのが痛くて嫌だから」−。厚生労働省が十−二十代を対象に初めて実施した献血の意識調査で十日、こんな結果が明らかになった。厚労省の担当者は「現状では針の痛みをなくすのは難しいが、若者に献血に足を運んでもらえるような具体策を考えたい」と話している。
 調査は、若者の献血離れを食い止める方策の参考にするため、一−二月にインターネットを通じて実施。全国の十六−二十九歳の未経験者五千人らから回答を得た。
 未経験者に献血しない理由(複数回答)を尋ねたところ「針を刺すのが痛くて嫌だから」が29%で最も多く、次いで「なんとなく不安だから」が28%、「健康上できないと思ったから」と「恐怖心」が23%だった。
 献血ルームに対する未経験者のイメージは「暗い」が21%で、「明るい」の18%を上回った。
 厚労省によると、献血者は昨年までの十年間で約15%減少。このうち十代(十六−十九歳)の減少幅は約45%、二十代も約35%となっている。
(産経新聞) - 5月10日15時35分更新


。。。。昔は、「売血」や「薄い血」 が社会問題となった訳なんですが、こんなにも、献血者の数が減っているのか・・・。と驚いてしまいました。

で、「献血を知らない」という人間が、献血未経験者の4分の1って・・・。これには驚愕した訳で、、、

で、献血をしない理由が、「針が痛いから」 がトップと知ると、アホか!! 今度は頭にきたのでありました。

医療の現場とか、手術の模様とか、最近テレビで放映される事も多いと思う訳で、大量に流れる血液に顔を背けたくなったりした事もあると思うのであります。

交通事故に遭遇した大けがなどは、直ちに輸血。という処置が施されたりする訳で、「針が痛いから」 などと献血を拒否している人間でも、交通事故で瀕死の重傷を負う可能性はかなりの確率である訳で・・。
献血を拒否したから、輸血を拒否された。なんて事例は聞いた事もありませんし、献血者だから優先的に!という訳でもなく、誰でも、必要な時には輸血という処置は受ける事が出来るのであります。


・・・以前、病院に勤務していた頃。ある看護師さんがあられました。身長150cmちょっとで、実に華奢な体つき。献血車がやって来ると、体調が悪くても献血をするモンですから、仕事中に倒れたりした事もあったのでしたが・・。

その看護師さん、、、実に珍しい、RHマイナスAB型という血液型だったため、「世の中の少しでも役に立てば・・・。」と献血には何度も足を運んでいたのでありました・・・。

まぁ、、、自分が倒れてでも献血!というのはやりすぎですが、それでも、その心意気には感激したモンであります。

わたくしなんぞも、時間があれば、「献血」 という社会奉仕はする訳で、一番多いA型でも、ちったぁ役に立つやろ! 自分の血液で世の中の死にそうな人間が1人でも助かるのなら、こんな嬉しい事はありません。まぁ、、、血の気が多い。人間ですから、頭を冷やすには丁度いいと思っておりますし・・。

・・・とにかくも、、、「針が痛い」(確かに針は太く痛いですけど・・・)などと言う理由で献血を拒否しないで欲しいと思うのであります。

1回200ccの血液でもいいのです。針を刺す痛みは一瞬であります。でも、一瞬で事故に巻き込まれて、生死の境を彷徨う事にもなるのであります。


ガンに冒され手術が必要、、、。誰しも病気になりたいと思ってなる人間はおらず、でも、1度の献血で、もしかしたらその血液が、自らの命を救う事にもなるかもしれず・・・。


世の中、人間万事塞翁が馬・・・1度の献血でも、自分のために回ってくる。と信じるオヤジです・・・。






最後までおつき合い頂き、感謝いたします。

献血者の数って、こんなに減っていたんですね。そういえば、最近献血しておりませぬ。献血車に遭遇する事が少ないのですが、献血車の出動も減ったのですかね?今度出会ったら頑張ろう!!


カテゴリ:社会問題 | 23:37 |
事故から1年・・・


福知山線事故、25日で1年

JR福知山線の脱線事故1周年を前に、現場で線香を手向ける人たち。後方のマンションに電車が衝突した(24日午後、兵庫県尼崎市)(時事通信社)21時13分更新


。。。。死者107人を出し、戦後4番目の鉄道惨事となったJR福知山線の脱線事故。
明日、4月25日で1年を迎えるのですが、遺族の方々、並びに事故に遭遇した方々の心の傷は、今なお、癒える事はないのでしょう。

悲惨な事故でありました・・・。

事故当日、繰り返し流される事故現場の映像に愕然としながら、増えていく死者の数と、少なくなっていく行方不明者の生存の期待とが、やるせない気持ちにさせたのでした。

当院近くの大学生も、その犠牲になりました。

来院されていた、その大学関係者は行方不明のその学生の安否を気遣いながら、「生きていて欲しい、、、。」と、絞り出すように言った言葉が今も脳裏に浮かびます。

将来ある、若い命も犠牲者には含まれているのです。

もう、2度とこんな人災は起こして欲しくない、、、。切に思うのであります。



犠牲になられた、107名の方々のご冥福をお祈り申し上げます・・・。

カテゴリ:社会問題 | 23:57 |
どうする?


アイフル全店に業務停止命令、5つの違法行為で

金融庁は14日、強引な取り立てなどを行って貸金業規制法に違反したとして、消費者金融大手のアイフルに対し、全店舗(約1900店)を対象にした業務停止命令を出したと発表した。

 違法行為が3店舗、2部署という広範囲で発覚したため、異例の厳しい処分となった。上場している消費者金融会社が全店舗を対象とした業務停止命令を受けるのは初めてで、貸金業の規制見直し議論にも影響しそうだ。
(読売新聞) - 4月14日22時34分更新


。。。。個人的見解で恐縮なんですが、、、わたくし、あのアイフルのコマーシャルは大好きなんであります。
まず、チワワのクーちゃんが実に可愛い!!
イヌ派のわたくしといたしましては、ホンマに、「チワワ飼いたい・・。」真剣に考えた事もあった訳で、クーちゃんがコマーシャルに出演して以降、自宅マンシュンでチワワを飼う家庭が増えたのであります。

そして出演している俳優の清水章吾さんの演技がまた哀愁をそそる訳で、必ずオチがついてる所など、わたくし参考にさせて頂いておる次第であります。

・・・ところが、、、コマーシャルとはうって変わって、強引な取り立てを行う会社の実態が明らかになった訳で、マジ!!驚いてしまったのであります。

それにしても、メディアの影響は偉大だなぁ〜。と改めて思い知らされた訳で、実にホノボノさせるコマーシャルだけに、おそらく、利用者は増えたハズであります。
利用者が増えるという事は、返済が滞る人が増えるのは明らかな訳で、実におだやかな印象を与えておいて、鬼のような取り立てをしてたんじゃ、詐欺まがい。と言われても仕方がないと思う訳です。


・・・・コマーシャルで流れる、、、どうする?アイフル〜♪ が有名な訳なんですが、アイフルさん、この信用を取り戻すのに、どうする?アイフル?







最後までおつき合い頂き、感謝いたします。

ホンマに、コマーシャルの威力って偉大だなぁ〜。と痛感した次第です・・・。
カテゴリ:社会問題 | 22:39 |
米国に向け、出発しました!


心臓移植へ渡米=難病の9カ月愛ちゃん−成田空港

難病の拡張型心筋症で心臓移植手術を受けるため、東京都多摩市の石榑愛ちゃん(9カ月)が13日、両親らに付き添われ、成田空港から米国に向かった。
 愛ちゃんは移植しか治療方法がないが、日本では15歳未満の臓器提供は認められておらず、米カリフォルニア州の大学病院に入院しドナーが現れるのを待つ。「まなちゃんを救う会」によると、手術費などのため集まった募金は2億1400万円に達した。 
(時事通信) - 4月13日20時1分更新


。。。。当ブログでも寄付のお願いをした、愛ちゃんですが、本日、13日に米国に向け出発いたしました。

何とか寄付も集まり、後は、提供者が現れるのを待つ訳でありますが、愛ちゃんには、無事手術が成功して、笑顔で日本に帰国して貰いたいモンであります。

幸運を祈っております。
カテゴリ:社会問題 | 23:14 |
ご協力ありがとうございました!!


まなちゃんを救う会より、募金目標金額である1億3600万円を達成した報告がなされました。
これより、まなちゃんは渡航準備に入るようであります。
提供者が現れ、無事手術が成功する事を祈るばかりであります。

。。。当ブログの目を通して頂いた方々、そしてコメントを頂きご協力頂いた皆様。本当にご協力ありがとうございました。
心より、御礼申し上げる次第です m(_)m

カテゴリ:社会問題 | 19:43 |
目を通して頂ければ幸甚です・・・
。。。。実際の話、当院のHPもこのブログも、マスターがおりまして、メンドクサイ事は一切お任せしている訳であります。
わたくしはほとんど記事を書くだけ。。。一切合切をやっておられる管理人の方々からしたら、怠けてるな! とお叱りを受けそうなんですが(^^;

最初、当院のHPを開設して頂いた綾小路さんに、「先生。ブログもやってみたら。」と、勧められ・・・。

「えぇ〜。そんな毎日邪魔くさいわ。」
と、まさに、エ〜〜加減な性格が現れた、「不定期院長ブログ」という名前な訳であります。
ところが始めてみたら面白くて、ついつい毎日更新したりしていたのであります。書くにしたがって、色々注意して観察するようになり、これはこれで進歩したかな。と思ったりするのであります。

でまぁ、続けているうちに、懇意にして頂くブログもあり、いつもそのご厚情に甘えていたりするのであります。

特に写真系のブログの方々にはお世話になっておりまして、自然の動植物を追って、それを写真に納めるだけに、実に優しい方々ばかりなんであります。写真はまったくの素人のわたくしが、的はずれのコメントを残しても、嫌がることもなく返事を頂き、いつも感謝している次第であります。

an annex to A Tiny Digital Photo Gallery いつも優しい写真を見せてくださるしーたけさん

photoeye.jp  まさに光と陰の芸術、、あんるさん

るりおの写真館 北海道の主婦、雪に埋もれそうな写真に驚嘆したるりおさん

fuul's Diary  つい最近、梅とメジロに成功したfuulさん


どこを覗いて頂いても癒されます。興味がある方は是非!!






。。。で、この可愛い赤ちゃんの写真なんですが、、、東京都多摩市在住の石榑愛(いしぐれまな)ちゃんは平成17年6月28日に元気な産声をあげました。

ところがこのまなちゃんは、生後5ヶ月で「拡張型心筋症」であることが分かり、心臓移植をしないと余命半年との宣告を受けました。現行の日本の臓器移植法では、15歳未満の小児からの臓器提供は認められていません。

つまり、海外で移植を待つしか生きる可能性は残されていないのであります。
ご存じのように、海外移植というのは莫大な金額が必要になる訳であります。

詳細は まなちゃんを救う会 を見て頂きたいのでありますが、僅かな金額でもご厚情頂ければと思う次第です。

このまなちゃんの件でも、当ブログに書き込んで頂いた、所沢市在住のAさんからのご指摘でありまして、メールで詳細を教えて頂き、微力ながらご協力したいと思った次第です。

わたくしのブログというものの存在価値は、自分の意見を広く世間に知って頂く、そして共感して貰う事であると思っております。
最初はえ〜〜加減な気持ちで始めた「不定期院長ブログ」なんでありますが、しがないブログでも、世間の役に立つのであれば、こんな幸せな事はないと思っております。


。。。よろしくお願い申し上げます m(_)m


カテゴリ:社会問題 | 14:10 |
虐待という輪廻・・



。。。。夜半から降り出した雨は冷たく、傘を持つ手も凍え、コンビニに急ぐ足元にも黒い雨が降りかかりました。
と、突然、信号機が黄色の点滅に変わり、人通りも、時刻示す数字も、少ない事を知らせます。
・・すでに眠りについている子供も、これから眠りにつくであろう人の夢を、ウインクする黄色の点滅は、天空に見送っているようにも思えるのでした・・。

人間産まれながらにして、1日24時間という平等に与えられたものがあり、人間産まれながらにして、それを謳歌する権利を有しております。
働いたり、遊んだり、そして眠りにつけば夢に一喜一憂したり。自分はこうありたい、将来はこうなりたい。それを奪う権利は、誰にもないのではないでしょうか・・・。

先日UPしました 虐待を考える時・・ でありますが、それに取り上げた安藤水咲ちゃんは、2月24日に亡くなりました。現在生きておれば、幼稚園の年長さん。我が子を思い出せば、手がつけられないやんちゃでありましたが、可愛い盛り。
それを親の身勝手で命を絶たれ、彼女が思い描いた夢はいかなるものか・・。思いを馳せずにはおられません。

。。水咲ちゃんのご冥福をお祈り申し上げます・・。


。。。。接骨院なる仕事、世間の評価はいかなるものかは知りませんが、患者さんと密に接し、患者さんの人生に関わることも多々ある訳であります。
わたくしの発した一言で、転職された患者さんもおられたり、時として、人の人生を左右する場面に遭遇したりするのであります。

当ブログに、虐待について書いたからかどうかは分からないのですが、ある相談を受けたのであります。

「どうも、娘が孫を虐待しているようなんですが・・。どうしたら良いでしょうか・・・。」
そのお孫さんは小学校低学年。手の甲には、いわゆる、「根性焼き」タバコの火を押しつけて出来た、火傷があるのだそうです。

わたくしがまず言ったのが、「躊躇している場合ではなく、すぐに児童相談所に連絡してください!」

娘の教育方針があるだろうし・・・。とか言い淀むお母さんに、「我が子に、タバコの火を押しつける教育は、虐待と言いませんか?」
と、強い調子で畳みかけたのでありました。

まぁ、最終的には「児童相談所」に連絡する事を約束してくれたのですが、
「私の育て方が間違ったんですかねぇ〜。」
溜息混じりに教えてくれました。

そのお母さんは母子家庭だったそうで、父親がいない事で躾が出来ていないと思われるのが嫌で、厳しく娘を育てたのだと言います。

娘さんは、そんな母親の元を、高校卒業とともに出て、20歳前に結婚、そして離婚。現在はお母さんの近所で暮らしているのだそうです。
時折訪れる孫は自宅には帰りたがらず、手には根性焼き、時折、目のまわりに青あざを作っているそうなんであります。

「命に関わる問題とかじゃなくても、子供の心は傷ついていますから、孫が可愛いと思うなら助けてあげてください。」
その言葉に納得して貰ったのですが・・・。

そのお母さんの、娘さんに対する厳しい躾って、どんなんだったんだろう・・。
ふと、脳裏を過ぎりました。


――教育、躾と思ってやった事を、娘さんが受け継いでいるとしたら・・・。



虐待という輪廻の恐ろしさを、感じた瞬間でありました・・・。








最後までおつき合い頂き、感謝いたします。

虐待問題の根深さと、難しさを痛感しております。感じた事を書き込んで頂ければ幸甚であります。
カテゴリ:社会問題 | 22:49 |
この男、詐病につき・・


「訴訟能力あり」との鑑定−麻原被告
東京高裁から精神鑑定を委嘱された医師が「訴訟能力あり」と鑑定したオウム真理教元代表松本智津夫(麻原彰晃)被告(写真)。能力喪失とする弁護側が控訴趣意書未提出のため、一審死刑判決確定の可能性も(20日)(時事通信社)18時24分更新


。。。。松本被告の訴訟能力を巡って、東京高裁から精神鑑定を依頼されていた、精神科医西山医師が20日午前、高裁に「訴訟能力はある」との鑑定意見書を提出したのであります。

以前に、当ブログでも取り上げましたように、弁護団は控訴趣意書を提出しておらず、東京高裁が控訴棄却を決定し、控訴審での公判審理を行わないまま、1審・東京地裁での死刑判決が確定する可能性が出てきたのであります。

で、訴訟能力とはなんぞや・・・。という説明なんですが・・。
弁護人の助けを前提に、裁判手続きを理解し、自己の権利を守る能力。刑事裁判を進める条件として、被告に必要とされる。訴訟能力が否定されれば、公判手続きは停止される。
刑事裁判でしばしば争点となる「刑事責任能力」は、犯行時に物事の善悪を判断する能力を指し、訴訟能力とは異なる。

・・という訳で、東京地裁の審理の際、松本被告が意味不明の事を言って、審理を長引かせ、死刑判決が出た後は弁護団は解散。その後、松本被告は行動異常を起こしたのであります。
つまり、松本被告は面会の際意思表示をせず、質問にも反応していない訳でありますが、東京拘置所の記録などによると、日常生活に大きな支障は生じていないそうで、松本被告の行動異常は、軽度の拘禁反応もしくは、詐病で、訴訟能力までは失われていないと判断されたのであります。

でまぁ、松本被告の東京拘置所での生活態度なんですが、ある筋からの話では、入所当時、退所が近い被告人は問題を起こせないのをいいことに、殴る蹴るの暴行を加えたりしたそうで、充分に“悪知恵”が働くのだそうです。

さてさて・・。後は東京高裁の判断になるのですが、高裁が控訴棄却を決定し、公判審理も行わず早々に1審の判決を支持して貰いたいモンです。
現在も、地下鉄サリン事件の後遺症に苦しんでいる方もおられ、遺族は早期の死刑判決を待ち望んでいると思います。

これから審理の、“オウム返し” は辞めて貰いたいと思うオヤジです・・。






最後までおつき合い頂き、感謝いたします。

審理の早期終結を望みます・・・。
カテゴリ:社会問題 | 23:13 |
虐待を考える時・・
。。。。昨年の7月16日に 虐待の果てに・・ という記事をUPしたのでありました。

自分の子供を虐待する悲しいニュースはもちろん、当時、隠れた虐待として、高齢者の虐待も問題視されており、当院で体験した「隠れた虐待」と、「虐待日記」をしたためた埼玉県で実際に起こった、安藤水咲ちゃんの事件を取り上げたのでありました。
この、安藤水咲ちゃんの事件を聞いた時には、戦慄を覚えるとともに、溺愛した長男と、虐待した長女を対比させながら克明に「虐待日記」を綴った母親の姿に驚愕したのでありました。

こんな事って許されていいのだろうか・・・。
強い憤りを覚え、少しでも現実を知って貰いたい。という思いであったのは事実であります。


。。。で、先日、所沢市在住のAさんからこの記事にコメントを頂きました。

所沢市在住のAと申します。どうしてもこの夫妻を許すことが出来ず、一昨年になりますか、さいたま地裁で一度だけ裁判を傍聴致しました。私にも小さな甥っ子、姪っ子がおります。ごく普通の生活をしている私ですが、虐待防止に何かしら力を注ぎたいと思っておりますが、何をしたら良いか、何から始めたらよいかがが判りません。アドバイスを頂戴したいと存じます。

このAさんは、「虐待日記」をつけ、実の娘を虐待死させた夫婦が許せない。その思いが裁判の傍聴を思い立たせたのであります。

大まかなあらすじは 虐待の果てに・・ を読んで貰えればわかると思うのですが、「安藤水咲ちゃん虐待事件」の詳細と背景をここで述べてみたいと思います。


。。。。実の娘である水咲ちゃん(当時2歳)を虐待し続け、ついには殺害した容疑で、安藤志保(24)と夫の明由(31)がさいたま市にある浦和署に逮捕されたのは、平成14年2月24日のことであります。
安藤夫妻は水咲と産まれたばかりの長男の2人の子供と4人で、南浦和にある古びた4階建てマンション最上階の端の部屋で暮らしておりました。6畳と3畳の和室に簡素な台所、和式トイレと風呂場に小さなベランダ、家賃5万2千円の2Kでありました。
豊とは言えないまでも、同じような環境で賢明に子育てをしている夫婦はたくさんいる訳でありますが、この、志保の場合は違っていたのです。
お腹を痛めて産んだ子供を虐待した上、死に至らしめるまでを、詳細に日記に残していたのであります。虐待殺害には明由も加わっており、夫は無職でいつも在宅していたのでした。

虐待日記は、可愛いスヌーピーの絵柄がプリントされた、サンリオが発売した80枚綴りのB6判ファンシーノートでありました。
ノートを開くと、左側ページの上枠には日付と「水咲 1才11ヶ月」
右側のページには、「101日目」生後間もない長男の名前が記されていました。1日ごとにそれぞれの1ページ分を使い、ノートの罫に沿って、0時から24時まで、1時間ごとに2人の子育ての様子を対比させながら、詳しく記録した日記になっており、それは、平成13年12月19日から始まったのであります。

長男のページには睡眠、飲んだミルクの分量、沐浴などとともに、
《おりこうさんだね〜》《今日もAちゃんは超ごきげん。朝起きてもニコニコママを起こすのよね〜》などと成長を素直に喜んでいる記述が並ぶ。

しかし、一方の水咲ちゃんのページには《今日もとっても悪い子!》《今日はとーても悪い子だった。本も破くし、宝物大切にしないから、パパ&ママに思いっきり怒られた》などという描写が多く、聞き分けのない幼女と手のかかる乳児がいる普通の家庭が見えてくるのであります。

しかし、日記をめくると、次第に水咲への暴力の描写が目に付くようになってくるのであります。
12月23日
《今日はず〜っと怒られっ放し。私も喉がガラガラになった。(略)・・さすがにブチギレて思いっきりほっぺを叩いた。反抗的な目をしていたけどね・・》
そして水咲ちゃんのページは、日を追うごとに虐待がエスカレートする様が描かれ、日を追うごとに《頭のうしろがほとんど抜けてハゲになってしまった》
《目のまわりがパンダみたいに青紫になってはれていた。目はほとんどあかない状態。(略)顔は2倍近くある》
《またおでこの腫れが出てきた》《おでこのあたりがねー。まだぼこぼこしてるし頭もボヨボヨ》

長男のページには、《夜遅くになるとぐずぐずして大泣きしてなかなか寝てくれない。だからパパが遊んで疲れさせてからママにバトンタッチ。胸においてトントンしてると、そっこうーねんね。これぞまさしく連携プレーだね》と愛おしむようすが伝わってくるのです。
それと反比例するように、水咲への虐待の描写は一層激しくなり・・。

(1月24日)
《今日もまた悪い子。悪いことをすると、それはずーと続くんだよねー。いい加減に覚えればいいのに》

(1月25日)
《昨日あれだけ怒られても、また同じ事をしてた。それで頭を叩いたてら(原文のママです)後頭部がへこんでぶよぶよになってしまった。まじで大丈夫かなー?!病院へ連れて行けないし》

(1月26日)
《○○の大好きなおしゃぶりの上でおもらししてたんだ。悪いおしりだから叩いて○○に「あやまりなさい」て言っても、ふてくされて一言も話さない。結局、おしゃぶりは捨て、水咲は一言もあやまらなかった》

2月に入ると水咲への暴力はさらにエスカレートし、もはや「拷問」と化していくのでした。
虐待を繰り返す娘と愛情を注ぐ息子の子育てを左右に克明に対比した日記―。それは、水咲が亡くなる直前、2月23日まで続いていたのでした。

。。冬も真っ只中の2がつ23日、昼頃に起きた志保は、水咲ちゃんをベランダに連れ出したのでした。洗濯機が置かれた狭い空間で、洗濯するために服を脱がせたのでした。が、替わりの服を与える訳でなく、おむつ姿のまま、部屋に連れ戻して正座をさせたのです。水咲ちゃんは背筋を伸ばして座っていることが出来ませんでした。「フラフラするな!」志保は怒鳴りつけ頭を殴った。だが、水咲ちゃんはやはりじっと座っている事が出来ず倒れ、また殴られ・・・。実は、水咲ちゃんの大腿骨は骨折しており、まっすぐに立つ事も出来なかったのです・・・。
志保は午後7時過ぎ頃、おむつ姿の娘を再びベランダに放り出し、ガラス戸を閉じてしまったのです。2月の寒い中、裸の娘は独り1時間も放置されたあとやっと部屋に戻され・・・折檻が続いたのです。

そして深夜1時頃。食べ物も水も与えられていなかった水咲ちゃんは泣き出し、志保は娘を殴りつけ、明由も立ち上がらない水咲ちゃんを繰り返し殴ったり蹴ったり。。。そして娘を布団に運んだのでした。

動かない水咲ちゃんに始めて2人は異変に気が付いたのでした。そんな状況でも、志保は長男にミルクを与える事を優先したのでありました。

・・母親からの119番で駆けつけた消防隊員が見たものは、異様に腫れて痣だらけの顔面、突き出た額、「ブヨブヨ」としか言いようがない凹んだ後頭部、両目の周辺にパンダのように出来た赤紫色の痣、半開きの目、ひどく腫れ上がった折れた右太腿・・すでに呼吸も脈もない水咲ちゃんの末期の姿でした・・。

虐待が始まったと思われる、12月23日頃からちょうど2ヶ月後、2月24日に水咲ちゃんは息を引き取ったのであります。通常の精神では出来ないであろうと思われる虐待。そして、それを克明に日記に記すという異常。。。

――事件後、志保の養母から依頼された引っ越し業者が見たものは、数少ない家具に交じり、壁のボードにピンで止まられた幾枚もの水咲ちゃんの写真、台所の引き出しの中にあったキャラクター付きのフォークなど多数の幼児用食器であったのです。娘の養育にもともと母親は不熱心どころか、実は強い思い入れがあった事を物語っていたのでした。

。。。安藤志保は昭和53年2月9日に青森市で生まれた。公立の小中学校を卒業してから、上京して就職。関東で6年の歳月を過ごす。
志保が就職先を東京に求めた理由。それはその生い立ちに深く関わっているのであります。

志保の生みの母は、志保を私生児として出産。生みの母が妊娠を告げると、相手の男が「結婚する気はない。」と逃げ出したためであります。妊娠中の彼女は別の男と懇意になったが、出産が近づくと、その男もまた彼女から逃げ出した。
志保を出産し、シングルマザーとなった生みの母は、ほどなく志保を連れてまたもや別の男と出奔。志保の祖母が行方を探すと、青森市内の繁華街の性風俗店で襦袢ひとつ姿で客引きをする生みの母と板場でハイハイする生後間もない志保がいたのだそうです。
そんな放蕩な生活を見かねた志保の祖母が志保を引き取り、志保を実子として育てたのでした。

物心つく前に引き取られた志保は祖父母を実の父母だと思いこんで育った。やがて小学校低学年になった志保に、祖父母から真実が伝えられたのです。両親だと思っていたのが、実は祖父母だった・・・。志保は激しいショックに打ちのめされたそうであります。

そんな祖父母に、「母のように、だらしない女になるな!」と言われ続けた志保であります。退職した祖父は酒を煽るようになり、志保に暴力をふるううようになり、志保は一刻も早く実家を出たいと思うようになり・・。
高校を卒業して東京に就職するも、イジメにあって仕事を辞め、結局、風俗業に実を落としたのでありました。
そして、一度のホンバンで身ごもった子供が、水咲ちゃんだったのでありました・・・。

「結局、母親と同じじゃないか。」そう、祖父母になじられると、

「母親とは違う!子供は自分の手で育てるんだ!!」
そんな思いが、施設に預けていた水咲ちゃんを引き取り、育てる(虐待)きっかけになった事が推測されるのであります。


。。。これが「安藤水咲ちゃんの虐待死事件」のあらましであります。

確かに、虐待を加えた母親の志保にも、生い立ちに同情すべき点はあると思います。しかし、それは我が子を虐待死させてよい理由には、だんじてなりません。

実際の話、わたくしたちの身の回りで、殺人にまで発展しないまでも、虐待を受けている子どもたちや老人は居てるのであります。
以前、仕事中に虐待の話をしておりましたら、「私のマンションにも居てますよ!」という患者さんが居られました。朝から子供を怒鳴る。叩く音が聞こえる。そして、注意をすると「子供に躾を教えている!」という反論なんだそうです。

「躾」のための「体罰」。。。「躾」をしている勘違いしている「虐待」

「躾」のための「体罰」は時には必要な場合もあるでしょう。愛情に裏付けされた体罰ならば、これだけは教えなければならない!という時には効果を発揮するでしょうし、教えられた方も悪いことをしたと反省をすると思うのです。

その「体罰」も度重なれば、「虐待」となり、受けた方は「愛情」とは感じず、「憎悪」を募らせるだけであると思ってしまいます。
そして鬱積された憎悪は屈折された愛憎を持ち、低年齢化する少年犯罪を引き起こしたり、結婚して、産まれた子供に同じ「躾」を繰り返す、負の循環を繰り返していきます。

わたくしたちに出来る事。難しい問題だと思います。

こういう事件は、事件が起こる度に、マスコミを中心に騒がれます。しかし、しばらくするとマスコミも報道しなくなり、何事もなかったように関心が薄れていきます。

Aさんのように、裁判の傍聴に行け。などとは言いませんが、関心を持ち続けて欲しいと思うのです。この犯罪は許す事が出来ませんし、被害者は常に弱者であります。

そして、折に触れ、自分の意見を公表して欲しいと思うのです。それは、ネット上にある小さな掲示板でもいいと思いますし、新聞への投稿でも。
わたしのブログなど、世間的認知は低いけれど、こうして記事としてUPします。
気がついた事をドシドシ書き込んで頂ければ幸いであります。






長くなりましたが・・・最後までおつき合い頂き感謝いたします。

アドバイスなどは出来ませんが、真摯な気持ちで書きました。所沢市在住のAさん。ご感想があればお聞かせ頂ければ幸甚であります。


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