[症例画像紹介] 変形性脊椎症・側湾症 


【大きく側湾した症例】


高齢者の女性ですが、突然の疼痛を訴えて来院されたのでありました。
姿勢も曲がっており、圧迫骨折も心配でしたので、すぐさまCT撮影を依頼したのでありました。以下その時の画像です。






 (画像  

CT3D画像とX-Pビューの正面像です。脊椎が大きく側湾しているのがお分かり頂けると思います。







 (画像 ◆

CT3D画像を切り取り拡大した画像です。黄色の矢印第4腰椎が第5腰椎に対して左に寄っており、その上、第3腰椎も第4腰椎に対して左に寄っているのがお分かり頂けると思います。
グリーンの矢印、第3腰椎ですが、椎体の右の厚さと左の厚みが随分違う事がお分かり頂けると思います。







 (画像 )

CT3D画像とCT縦断面ラテラルビューです。








 (画像 ぁ

縦断面の切り取り拡大画像です。黄色の丸印、骨棘が出ているのがお分かり頂けると思います。



画像でも分かるように側湾がひどく、昨日今日に曲がったものではないと思うのですが、疼痛を強く認めたのでありました。
原因として考えられるのが、自宅の物置を片付けたくらいしか思いつかないらしいのですが、重いものを持ち上げた訳ではなく、長時間の同一姿勢が堪えたのでありましょう。

変形性脊椎症では必ずいう事ですが、カルシウムの摂取、適度の運動と日光浴。曲がってしまった脊椎は元に戻す事はできませんが、予防は充分に可能であります。早めに施術を受ける事をお勧めいたします。










                











カテゴリ:医療のお話 | 23:47 |
[症例画像紹介] 脛骨骨折
 【内返しで脛骨を骨折した症例】


歩行中に躓き、足首を捻じり来院された、初老の男性であります。
腓骨にも圧痛があったのですが、脛骨と腓骨の境目にも圧痛を認め、腫脹も認めるため骨折を疑いCT撮影を依頼したのでありました。
以下その時の画像です。






 (画像  

CT3D画像と縦断面の画像です。○印の所骨折を確認できると思います。







 (画像 ◆

CT縦断面画像ですが、今回は少し趣向を変えてみました。
同一の部位、同一箇所の切断面ですが、画質の違いで比較してみました。2つを比較検討すると骨折がより判読しやすくなります。






 (画像 )

CT横断面画像です。(画像 ◆貌瑛諭画質の違いで比較してみました。○印の部分、骨折が確認できると思います。



通常、内返しで受傷した場合、腓骨下端部分を骨折したり、前距腓靭帯などを損傷したりするのですが、まれに、脛骨と腓骨がぶつかるように圧力がかかり、脛骨が骨折する場合があります。
恐らく、捻じり方、転倒の仕方で違ってくるのでしょうが、発生頻度から考えると珍しい症例であると思います。





     
                  






カテゴリ:医療のお話 | 23:36 |
[症例画像紹介] 手根骨骨折
 
 【手根骨、2骨(舟状骨、小菱形骨)骨折の症例】


ママさんバレーの選手が、試合中にボールに向かって飛び込みレシーブをしたのでありますが、その際に手を衝き受傷。
本人曰く、「どうなったのかよく覚えていないんですが、、、」だそうですが、「その直後から激痛で手首が動かなくなりました。」という事でありました。
それでも、痛みを我慢して試合を続行したらしいのですが、その夜は痛みで睡眠もなかなかとれなかったそうです。
試合の翌日来院されたのですが、骨折の疑いあり。でしたので、すぐさまCT撮影を依頼。以下その時の画像です。






 (画像  

CT3D画像とCT縦断面画像です。小菱形骨と舟状骨に骨折線が入っているのがお分かり頂けると思います。







 (画像 ◆

CT縦断面の舟状骨部分を切り取り拡大した画像です。骨折線がより分かりやすいと思います。








 (画像 )

CT横断面の舟状骨と小菱形骨の部分の切り取り拡大画像です。骨折線がより明確にお分かり頂けると思います。



転倒し手のひらを強くつくと、舟状骨が骨折する事が多いのでありまして、もともとこの舟状骨は血液の流れが悪いため骨が付きにくいという特徴もあります。

そしてこの骨折は、その解剖学的構造から、通常の2方向からのレントゲンでは骨折を確認できない事があります。そのため、舟状骨を別の角度から何枚か撮影する必要がありますので、当院では最初からCTでの撮影を行うようにしております。

転んで手を衝いて、手首の痛みがなかなか取れない。
こんな時は骨折の恐れもありますので、億劫がらずに、病院を受診する事をお勧めいたします。






              











カテゴリ:医療のお話 | 23:57 |
[症例画像紹介] 変形性脊椎症・側湾症 
 
【突然の痛みに襲われた高齢者の変形性脊椎症・側湾症】




しばらく来院されていなかった患者さんが、「突然痛くなって、歩くのもままなりませんわ。」と来院されたのであります。
痛くなった状況が、これといった原因も見当たらず疼痛があまりにも強く認めるためMRIの撮影を依頼したのでありました。






 (画像  

MRI縦断面、正面像と側面像であります。右側の方の正面像ですが、脊椎が湾曲しているのがお分かり頂けると思います。






 (画像 ◆

正面像を切り取り拡大した画像です。
○印の部分、第2・第3腰椎が癒合しているのがお分かり頂けると思います。







 (画像 )

正面像の切り取り拡大画像です。
上の黄色の○印、骨棘が形成されており、下の赤の○印、椎間板が膨隆しているのがお分かり頂けると思います。

その他、黄色靭帯の肥厚、脊椎管狭窄、両側神経孔の狭小化が見られ疼痛も強く歩行困難な状況でありましたから直ちに大きな病院への転医を勧めたのであります。

脊椎の変形・側湾も原因でしょうが、脊椎管の狭窄・神経孔の狭小化が神経を圧迫しているものと考えたのであります。年齢が80歳を超えているため、患者さんの事を考えると入院治療が最善であったと思っております。

思い当たる原因もなく強い疼痛に見舞われた場合、注意が必要であり、詳しい検査をお勧めいたします。






             
カテゴリ:医療のお話 | 23:50 |
[症例画像紹介] 脊椎圧迫骨折

  【骨粗鬆症による脊椎圧迫骨折】


高齢者女性の脊椎圧迫骨折の画像であります。
自宅にて荷物を持ち上げた際に受傷。本人曰く、「大した事をした訳ではないのに・・・。」だったのですが、疼痛を強く認めるためCTの撮影を依頼したのでありました。




 (画像  

CT3D画像、正面像と側面像であります。
2つの○印、上が胸椎の11番、下が腰椎の1番になります。







 (画像 ◆

CT画像縦断面、正面像と側面像になります。
○印の脊椎が潰れているのがお分かり頂けると思います。







 (画像 )

CT3D画像正面像を切り取り拡大した画像です。
胸椎11番目の変形が明確にお分かり頂けると思います。







 (画像 ぁ

CT縦断面側面像を切り取り拡大した画像です。
胸椎11番目が楔形に、腰椎1番の中央が潰れているのがお分かり頂けると思います。


一般的に、骨粗鬆症により骨が弱くなり、脊柱の椎体が圧迫骨折してしまうのが脊椎圧迫骨折です。第11〜12胸椎と第1腰椎の胸腰椎移行部が好発部位でありまして、今回の骨折もそれに当てはまるものであります。
よく、転倒や尻もちをつくなどで発生するのですが、くしゃみをしただけで発生することもあります。

閉経後の女性に多くみられますので、そろそろ心当たりのある方はマメに骨密度は計り、カルシウムの摂取や散歩などで太陽にあたることをお勧めします。







              






カテゴリ:医療のお話 | 00:05 |
[症例画像紹介] 椎間板ヘルニア
 
【相撲部学生選手の椎間板ヘルニア】



他の病院に通院されていた、相撲部に所属している選手が、MRI画像を持参して来院されたのであります。
以下その時の画像です。




 (画像  







 (画像 ◆







 (画像 )

ヘルニア部分の切り取り拡大図です。髄核が突出して神経根を圧迫しているのがお分かり頂けると思います。



・・・この患者さんが帰った後、柔整学生の子が画像を眺めていたのですが、

「先生、、、これって、、、」

言わんとした事がわかったわたくし、

「そう、、、脂肪やな、、、」

椎体の後ろの黒い部分のさらに後ろに、白い部分があるのがお分かり頂けると思うのですが、その、白い部分が脂肪なのでありまして、、、
背中だけでなく、お腹の方も、かなりの量ついているのであります。

「相撲を取っているから仕方がないけど、腰椎の前湾が強くなればヘルニアになりやくすなる。教科書のような画像やね。」

引退した元大関の魁皇関が椎間板ヘルニアに苦しんでいたのは有名な話。関取は大きなお腹を突き出すから、どうしても腰椎の前湾が強制されて腰痛やヘルニアに陥りやすくなるのであります。
妊婦さんが腰痛に悩まされるのも同様の原因でして、、、

腰痛に悩まされている、体重増加気味の方は充分に気をつけて頂きたいと思うのであります。




          
            



カテゴリ:医療のお話 | 18:31 |
[症例画像紹介] 中足骨骨折
 
【サッカー選手の第5中足骨骨折】



前回に続きサッカー選手の外傷です。サッカーの試合中、ボールとともに地面を蹴り受傷。
以下、その時撮影したCT画像です。





 (画像  








 (画像 ◆

CT3D画像切り取り拡大図です。第5中足骨頭部が内側転位しているのがお分かり頂けると思います。








 (画像 )

CT横断面切り取り拡大図です。第5中足骨頸部に骨折線が入り内側転位しているのがお分かり頂けると思います。


人間の中足骨は、左右の足根骨の遠位に5本ずつ存在する細長い管状骨で、趾節骨より長く、内側から外側へ向けて第1〜第5趾と対応して、第1中足骨、第2中足骨、第3中足骨、第4中足骨、第5中足骨となります。

1中足骨が最も短く、最も太く、第2中足骨が最も長い。第3、第4、第5中足骨の順で短くなります。中足骨は中足骨頭(遠位端)・中足骨底(近位端)・中足骨体(骨幹部)の3つの部分に分けられるのであります。

中足骨頭は大きな球状で、趾節骨を構成する基節骨底と関節。

中足骨底は中足骨の近位端で太く、足根骨と関節します。関節面の形は5本の中足骨で異なり、第1中足骨は鞍状に突起し、第2中足骨では中央部がへこみ、第3、第4中足骨では平面的、第5中足骨では不完全な鞍状になっております。

中足骨体は底側面が浅くくぼむように緩く湾曲し、中足骨頭、中足骨底より細く、隣り合う中足骨との間に中足骨間隙があります。中足骨間隙には背側骨間筋、底側骨間筋が配置され、中足骨体の背側面は遠位部では扁平であり、底側面の中央では縦に長く隆起するため、この断面はほぼ三角形を成しております。





          

                                   








カテゴリ:医療のお話 | 00:51 |
[症例画像紹介] 楔状骨骨折
 
【サッカー選手の内側楔状骨骨折】



中学生のサッカー選手が試合中、相手選手と接触して受傷。以下その時撮影したCT画像です。





 (画像  






 (画像 ◆






 (画像 )



楔状骨は、遠位足根骨に属し、舟状骨と中足骨の間にある楔形をした3個の骨で、内側から順に内側楔状骨、中間楔状骨および外側楔状骨となります。
近位端は軽く凹面を呈し舟状骨と、遠位端は軽く凸面を呈しそれぞれ第1,第2および第3中足骨と関節する。
また相対する側面にそれぞれ関節面がありますが、外側楔状高越の外側面には立方骨に対する関節面があります。
内側楔状骨が最大で中間楔状骨が最小であります。

内側楔状骨は先端を背側に向けた楔形、中間および外側楔状骨は尖端を足底面に向けた楔形であるため、立方骨とともに全体の背側が左右方向に凸面を呈します。中間楔状骨の遠位部は他の2個の骨より短く、第2中足骨が内側楔状骨と外側楔状骨との間に入り込みます。

ラテン語のCuneus(楔)+Forma(形)に由来する。





            






カテゴリ:医療のお話 | 00:15 |
[症例画像紹介] 変形性脊椎症
 
 【想像以上だった変形性脊椎症】



70代のおじいちゃんでありますが、「先生、ちょっとした荷物を持ち上げたら腰が痛くなって、、、」
まぁ、日常普通に遭遇する症例でありますし、普通に歩いて来院しておりますし施術にあたったのであります。ところが一般的な腰椎捻挫にしては疼痛が強く、2・3回施術してもちっとも軽減しない。

。。。これはもしかしたら。。。

変形性の脊椎症はあるでしょうが、もしかしたら脊椎圧迫骨折も考慮に入れなくてはいけない。そう考え、提携先にCT撮影を依頼したのであります。

撮影を終えて戻ってきた画像を見たのでありますが、

「・・・・・・・・・・。」

私、言葉を失ったのでありました。







 (画像 1)






 (画像 2)



その時、一緒に画像を覗き込んでいた、柔整の学生の子が、「別の意味で、芸術ですね、、、」
呟いたのでありました。

前縦靭帯の骨化 L4の前方への辷り L4/5レベルで椎間腔の狭小化 L4椎体下面およびL5椎体上面に不整・硬化性変性。
脊椎の圧迫骨折は認めませんが想像以上の症例だったのでありまして、、、、

「こりゃすごい。」
 学校での授業に使えそうな画像に見入ったのでありました。




 (画像 3)

CTの3D画像でありますが、前縦靭帯が骨化しており、椎体どうしがつながっている様に見えると思います







 (画像 4)

CTの側方縦断面を、切り取り拡大した画像です。第4腰椎が前方に辷っているのがお分かり頂けると思います。









 (画像 5)

CTの正面縦断面を切り取り拡大した画像です。椎間腔の狭小化、L4・L5の椎体の変性がお分かり頂けると思います。


「あらぁ〜。」

この患者さん、このCT画像により発見された、内科的疾患が列挙された、提携先医師のレポートも添付されており、、、

「思いもつかなんだわ、、、」 まさしく想像以上。

直ちに内科を受診する事を勧めたのでありました。



・・・・・ちなみにこの患者さん、当院が気に入っているのか、現在も通院されております、、、、



    
           
    

カテゴリ:医療のお話 | 00:04 |
[症例画像紹介] 腓骨下端骨折
 
【腓骨下端骨折 2例】


先日、「偶然見つけた症例 外骨腫」で、腓骨下端骨折の画像を使った訳でありますが、せっかくUpした画像ですから、ついでといってはなんですが、「腓骨下端骨折」の紹介もしておこうかと考えた次第です。

この「腓骨下端骨折」は一般的にも、スポーツ外傷でも、よく遭遇する症例であります。

よく、「路上を歩いていて躓いて足首を捻った。」とか「段を踏み外して足首を捻った。」などという、内返しの「足首の捻挫」を経験した方は多いと思うのですが、その「足首の捻挫」の重症例が「腓骨下端骨折」と考えてもらっていいのではないかと。
まぁ、内返しの足首の捻挫で骨折するのも「腓骨下端骨折」だけではないのですが、頻度として一番多いのが「腓骨下端骨折」であります。




 
(腓骨下端骨折 画像  




 
(腓骨下端骨折 画像 ◆

´画像についてですが、60代女性が歩行中に足首を捻じり転倒。その際に骨折した時のCT画像です。△覆匹鮓ると骨片が離れているのが分かると思います。
 




 (腓骨下端骨折 画像 )





(腓骨下端骨折 画像 ぁ


画像い砲弔い討任垢、20代大学生運動部員がランニング中に足首を捻じり来院した時撮影したX-P画像です。
を見て即座に、骨折と判断したのでありますが、い鮓るとどうも末梢骨片の大きさが、中枢から判断すると小さい。本人に話を聞くと、「今までも何度も足首を捻った事がある。」との事。

どうやら、以前に捻って骨折したのをそのまま放置したために、陳旧性となり何度も捻る状況に陥ったものと考えられます。今回の怪我で、腓骨下端に限局した圧痛を認めましたから、X-P撮影を依頼して判明した症例ですが、昔に怪我をした時に、「捻挫やろ。」と自己判断して放置したのが残念でなりません。


日常よく遭遇する「足首捻挫」ですが、自己判断は決して好結果は生まない事を理解して頂きたいと思います。

足首捻挫と思っていたら、靭帯損傷(断裂)だったとか、腓骨下端剥離骨折だったとか、い里茲Δ募す下端骨折だったとか後遺障害を残す症例は多数あります。

単純な捻挫と自己判断をしないで。「練習を休むのが嫌だ。」と競技を優先しないで。軽傷だろうと思っても、怪我をしたらしかるべき医療施設の受診を勧める次第です。




           


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